tedukurikotoba (2563)

後を引く

【漢字】後を引く 【読み】あとをひく 【意味】いつまでも残っていて忘れられない。良くも悪くも使う。 【例文1】ランチビュッフェの味が後を引く。 【例文2】昨日の負けが後を引く。 【例文3】喧嘩別れが後を引く。 仕事や生活においてうまくいっていたのに、ある些細なことがきっかけで、ズルズルと悪い方向に向かってしまうことはよくあります。 例えば、高校野球の世界です。 甲子園まで、9回ツーアウト、1点差で勝っている状況で、最後のバッターを三振にとったかと思った瞬間、キャッチャーがボールを後ろにそらし、ランナーがでてしまうケースです。 もう1人のバッターをアウトに取ればいいものですが、勝ったと思った気持ちから急激に気持ちが萎み、焦りの気持ちが出始めます。 後を引くことの無いように、あったことを忘れようとしますが、なかなか気持ちの切り替えはできません。 そんな気持ちの弱さを後に引き、次のバッターにヒットを打たれ、同点に追いつかれてしまいます。 また、次のバッターを打ち取れば同点止まりで、次の回で逆転を狙えばよいところですが、ズルズル悪い流れを引き、しまいには逆転を許してしまう流れです。 このような、気持ちが後に引く場面を幾度も見てきましたが、なかなか気持ちをすっぱりと切ることの難しさを感じてしまいます。 だからこそ、何事も最後結果が出るまでは気持ちを切らしてはならないのです。 言うのは容易いですが、行動に移せないところは人間の弱さですね。

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目を盗む

【漢字】目を盗む 【読み】めをぬすむ 【意味】人にわからないようにコッソリ行動する。 【例文1】親の目を盗んで夜出かける。 【例文2】店員の目を盗んで万引きする。 【例文3】会社の目を盗んで横領する。 テレビのワイドショーやバラエティー番組で、良く万引きGメンの特集をやっています。 この様な番組を見ると、万引きする人が人の目を盗む行為を何度も繰り返している事が分かります。 とあるスーパーに一人のお客さんがやってきました。 その人はお店のかごを持っておらず、お店の中をウロウロとしています。 そしてある所で辺りをきょろきょろと伺い、人の目を盗む行為をして、お店の商品をポケットの中に素早く潜り込ませました。 それで再び、お店の中を再びウロウロとしだしたのです。 またあるところでピタッと止まり、人の目を盗む行為をして、同じようにポケットの中にお店の商品を仕舞ったのです。 この人は何度も人の目を盗む行為を繰り返し、どんどんお店の商品を万引きして行きました。 これとは別の万引き犯は、お店の籠を持って商品を籠の中に入れています。 それでお店の中の人気のない所に行ってから、籠の中の商品をポケットの中にしまいこむのです。 この人も人の目を盗む行為をして、万引きをしたのです。 どちらの人も、最後は万引きGメンに呼び止められ、事務所に連れて行かれて事情を聞かれ、警察を呼ばれてしまいました。 人の目を盗む行為をして万引きをしても、結局最後は捕まると言う事を、この様な番組は教えてくれています。

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未来永劫

【漢字】未来永劫 【読み】みらいえいごう 【意味】いつまでも。永遠に。 【例文1】未来永劫、家族を守ると誓う。 【例文2】未来永劫も家族の幸せを願う。 【例文3】未来永劫末長くお幸せに。 未来永劫という言葉は、「未来永久、永遠に、いつまでも」という意味で使われます。 大抵は良い意味での表現で利用されている言葉です。 例えば、「未来永劫に続く愛」や、「未来永劫続く平和」、「楽しい時間が未来永劫続けばいいなあ」とか、良い意味で使われることが多いです。 しかしながら、最近になって、「未来永劫続く平和」ということが、脅かされている状況になりつつあります。 例えば、北朝鮮とアメリカとの関係です。 北朝鮮と日本との関係は一時期よくなりましたが、また1からやり直しという感じで、さらに冷え切っている状況です。 北朝鮮とアメリカとの関係は、いつ戦争が勃発してもわからないという状況になっています。 世界中が注目しているこの冷え切った関係ですが、この関係を改善し、良好な関係にしていくためにはどのようにすれば良いでしょうか。 決して実力行使をしようと思っている国はないとお思いますし、実力行使によって世界中で戦争の影響が出てきます。 もし核兵器が使われるような戦争が勃発してしまったら、収集がつかない状況になります。 時間がかかるかもしれませんが、実力行使ではなく、経済制裁などを利用しながら、対話の席につかせるようなことをしなければなりません。

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腹を決める

【漢字】腹を決める 【読み】はらをきめる 【意味】硬く決心する。 【例文1】彼女と家庭を持つと腹を決めた。 【例文2】家族を守ると腹を決める。 【例文3】転職すると腹を決める。 何か悩み事があったけれど、ようやく腹を決めたというとき、人は変われると思います。というのも、腹を決めるという表現が適しているほどの悩み事というのは、並大抵の悩み事ではないと考えられるからです。もしも「今日の夜ご飯は何にしよう」というくらいなら、『腹を決める』という表現は使わない人が大多数ではないでしょうか。つまり『腹を決めた』ほどの悩み事というのは、それだけその人が必死に考え抜いた結果だとも言えます。 何かをしようと覚悟を決めた人は、やはり以前のその人自身と比べても、何かが違うと思います。このように『やるべきことを持った』人というのは、他の人と比べてみても熱意が違います。腹を決めた人の努力は、他の人とは比べ物にならないことだってあるかもしれません。 とはいえ、その人の努力が必ず実るかというと、それは断言できません。努力が実らないことだってあるでしょう。今までだって多くの人たちが夢を断念してきたと思います。しかし『努力をした』という結果は残ります。もっと言えば『努力ができる』という結果を残しているのです。もし自分が『腹を決めた』ような経験をしていれば、いつか困難な出来事に遭ったとしても「あのとき頑張れたのだから」と、自分の励みになるかもしれないのではないでしょうか。

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天秤に掛ける

【漢字】天秤に掛ける 【読み】てんびんにかける 【意味】二つのものに優劣付ける。どちらを選んでも自分が有利になるようにする。 【例文1】二人を天秤に掛けて付き合う。 【例文2】就職先を天秤に掛ける。 【例文3】女性を天秤に掛ける。 天秤に掛けるとはふたつのものに優劣をつけて自分に利害が及ばないように有利に運ぶことです。 人は一回は物事を天秤に掛けてきたのではないでしょうか? 例えば人生のステップとして志望校に入学するために受験したり、合格するためにはどこの塾に通おうか考えたり、卒業後の進路を考えるでしょう。人間だれしも損はしたくないから一生懸命考えて職に就きます。結婚適齢期になると人生のパートナーとなる人を見つけます。とまあこちらはいいほうに捉えますが、マイナスイメージで使う場面もあります。私の身の回りの経験から申しますと、二人の男性から告白されました。どちらも高学歴でイケメン。当然二人とも逃したくないわけですよ。結果二人を天秤にかけるいわゆる二股ってやつですね。中には3股というつわ者もおりました。バレはしませんでしたが、やはり付き合っていくうち環境も相性もいずれはどこかが違ってきます。自分の事を想ってくれる一人に決めたということです。 社会にでれば職に就く時転機が訪れることがあります。それは引き抜きです。 給料・通勤時間・待遇を天秤に掛けて自分に合った仕事ができる幸せを送っています。

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