tedukurikotoba (2563)

腹を割る

【漢字】腹を割る 【読み】はらをわる 【意味】隠し事をせず、本心をさらけ出す。 【例文1】腹を割って話せる友人がいる。 【例文2】父と腹を割って語る。 【例文3】腹を割って話そうじゃないか。 友達と喧嘩をしたときに仲直りするには腹を割ることが大切です。お互い腹を割ることができれば心が開けてくるので、喧嘩をする前よりも仲が良くなることがあります。世界を見渡しても同じことが言えます。北朝鮮とアメリカは仲が悪いですが、腹を割ることで解決できるのではないかと思います。北朝鮮のバックには中国やロシアなどがいるので、腹を割るができてもそう簡単に仲が良くなるわけではないですが、お互いの妥協点を見出して腹を割ることができれば、戦争になることは避けられると思います。中東のテロリストとなると腹を割るのは、さらに難しくなりますが武力に対して武力で解決しようとすると恨みが出てきてしまい、いつまで経っても争いごとはなくなりません。中東のテロリストはイスラム教の教えに従っていると言われていますが、テロを起こさない平和なイスラム教徒だっているわけです。間違った教えを信じてしまってるから起こるわけですが、イスラム教同士でお互い腹を割ることができれば、テロを起こす人達はいずれ平和への道に向かうのではないかと思っています。世界的にSNSが普及しているわけですから、ネットで話し合い民族の壁を乗り越えて、お互いに腹を割ることで争いが少しでも減ればいいなと思います。 腹を割る友達、知人、同僚はなかなかいないものである。私も長年生きてきて腹を割る人は一人しかいません。その他の人には自分のカッコつけたところや、嘘の自分などをいわゆる演じている所があるのです。特に会社関係の人達には自分の本心を見せません。本当はお茶目な自分がいたりするのに、あえてそういうところは見せないのです。嘘の自分です。嘘の自分を演じているととても疲れます。職場では真面目な自分ですから、仕事が終わるとどっと疲れています。それに比べて一人の親友はよく飲みに行ったりしますが、小学校時代からの友達でお互いのことを知り尽くしています。時には仕事の話を腹を割って話したり、異性の話に夢中になったり、飲んでふざけ合ったりしています。本当に貴重な友達と思っています。さんざん自分を出してコミュニケーションをとってスッキリしてその場を過ごします。そして、現実の社会生活に戻って行くわけですが、この友達がいて本当に良かったと思います。妻にも見せない自分、子どもたちにも見せない自分を友達には全てを腹を割ることで明日の活力が出るわけですから。もしこのような腹を割る友達がいなかったら恐ろしいことになっていたと思います。

Continue reading...

天を衝く

【漢字】天を衝く 【読み】てんをつく 【意味】天まで衝きそうな勢いがある。 【例文1】天を衝く勢いで成績が上がった。 【例文2】天を衝く勢いで背が伸びる。 【例文3】天を衝く勢いで拡散される。 その日にたくさん投稿されたワードが、トレンドとして取り上げられるようなSNSもありますよね。そのためSNSでその日のトレンドに挙がったものを見れば「現在の流行」をすぐに知れるようになったとも言えます。ですがSNSによって、流行が移り変わるスピードは格段に速くなったように感じます。それこそ天を衝くほどの速さとも言えるでしょう。 まだSNSはおろか携帯電話もなかった頃であれば、流行を知る方法というのは、テレビや雑誌や口コミなどしかありませんでした。テレビや雑誌はやや地域差はあれど、ほとんど同時に情報を発信しますし、しばらくは同じ話題を取り上げていることが多かったです。また口コミに至っては、スローペースで他者へと伝わるツールと言っても過言ではありません。 しかし今では多くの人が、自分の思ったことを自由にSNSに発信し、いつの間にか流行が作られています。自由に発信してそれが勝手に拡散されることで、物凄い勢いで流行が広まる反面、他のSNSの内容も同じように、勝手に拡散されて凄いスピードで世間の人々に広まっていきます。SNSを利用していると、つい数日前までは流行の話題だったのに、もう廃れてしまっていたということもありますよね。もしかするとこの現代で流行を追いかけようとするのは、かなり根気がいることなのかもしれません。

Continue reading...

上手の手から水が漏れる

【漢字】上手の手から水が漏れる 【読み】じょうずのてからみずがもれる 【意味】手でどんなに上手く水をすくっても多少は漏れる。つまり、どんなに上手な人でも時には失敗する事がある。 【例文1】上司も上手の手から水が漏れる事がある。 【例文2】主婦歴が長くても上手の手から水が漏れる事がある。 【例文3】先生でも上手の手から水が漏れる事がある。 上手の手から水が漏れるは、どんなに上手な人でも失敗することがあるという意味です。 同じような意味の諺はたくさんあり、猿も木から落ちるや、弘法も筆の誤りなどです。 上手はカミテではなくジョウズと読み、ここでは達人を指します。 達人が万が一失敗した時に、周囲がミスをした達人を弁護したり、励ましたりする時に使われることが多いようです。 達人に限ったことではありませんが、人と比べて秀でている人やあることに対して上手な人というのは、尊敬される対象でもあります。 そういう人に対して、万が一の間違いやミスに対して、弘法も筆の誤りは正解だと思いますが、猿も木から落ちるは微妙です。 どちらかというと不正解と言い切ってもいいかもしれません。 というのも諺とはいえ、その人を何と一緒くたにしてしまったかという点なのです。 弘法も筆の誤りなら、あの有名な弘法大使を例えにして、つまりミスをした達人を弘法大使レベルで例えたことになります。 悪い気がするはずはありません。 しかし猿も木から落ちるでは、あの動物の猿で例えたことにもなるので、失礼にあたる場合もあるのです。 言葉は本当に難しく、悪気はなくても、猿よりは弘法大使を引き合いに出してもらった方が気分がいいのは当然です。

Continue reading...

窮すれば通ず

【漢字】窮すれば通ず 【読み】きゅうすればつうず 【意味】人は行き詰まってくるとかえって道が開ける。 【例文1】休憩をしよう。窮すれば通ずだ。 【例文2】〆切間近に窮すれば通ず。 【例文3】散歩をすれば窮すれば通ず。 人間は極限まで追い詰められると窮すれば通ずで思わぬ力を出してきます。挫折を繰り返していると開き直っていいアイデアが出てくるときがありますが、窮すれば通ずの状態なんだろうと思います。苦しみながら考え抜いていくとあっさり問題が解決することがあるのです。問題を抱えてるときに逃げてばかりいると、窮すれば通ずは遠ざかってしまいます。歴史上に名前を残している人物を見ると、ほとんどの人が窮すれば通ずの境遇を体験しています。人並み外れたパワーを出すには数々の挫折を乗り越えながら、試行錯誤していくと結果的に窮すれば通ずのことわざのようになっていくものです。 現代に置き換えてみると社長になるような人が、窮すれば通ずを経験してきてると思います。一日は24時間ですし睡眠時間もほとんど変わらないのになぜ社長になれる人となれない人がいるのか。それは窮すれば通ずをどれだけ経験しているかだと思います。運が良かったとか生まれつきの才能だとかいう人がいますが、社長になるような人というのは裏でものすごく努力をしています。プロになる人達に共通していることですが、窮すれば通ずがなければ一流にはなれないのです。自ら苦境に持っていく必要はないですが、困難になったときに逃げずに立ち向かえばやがて道が開けてくるものです。

Continue reading...

金持ち喧嘩せず

【漢字】金持ち喧嘩せず 【読み】かねもちけんかせず 【意味】お金持ちは心にも余裕があるため、些細な事での争いはしない。また揉め事に巻き込まれても向かっていかず、法的措置で解決もできるので喧嘩などしないという意味。 【例文1】いちゃもんつけられてもここは大人の対応しよう。金持ち喧嘩せずだ。 【例文2】賢明な上、紳士で金持ち喧嘩せずだ。 【例文3】争い事に巻き込まれるのはゴメンだ、金持ち喧嘩せず。 「金持ち喧嘩せず」という言葉は色々な背景があると考えられています。 金持ちは喧嘩をすると損をすると思っているため、立場を悪くしないためにも、争いを避けるといった意味が一般的とされていますが、他にも色々な仮説が囁かれています。 その一つが、収入に余裕がある分、感情を荒らげることが少なく、そもそも喧嘩に繋がることが少ない、という性格からことわざに繋がったという説です。 確かにお金が余裕がない時というのはそのことばかり考えてしまって、ピリピリとしてしまい、些細なことにも多感になってしまいますよね。 これを聞いた時になんだか納得してしまいました。 また、逆説的な意味も説得力のあるものでした。 それは喧嘩をしないからこそ、金持ちになれた、という説です。 具体的に言うと、喧嘩をしない穏やかな人だからこそ、仕事でも上手く立ち回ることができ、スムーズに業務を進めることで出世にも繋がったということなのです。 それを聞いて、私の周りで金欠だと叫んでいる人は、周囲への当たりが強い人が多いなと思い、なんだか理由がしっくりくるものがありました。 お金持ちになるためには、普段の自分の性格から見直してみると、損をすることも少なくなるのではないか、と、習慣付けてみようと思うきっかけになりました。 『金持ち喧嘩せず』ということわざをご存知でしょうか。端的に説明しますと「喧嘩をすれば損が発生するため、お金持ちは喧嘩をしない」ということです。しかし具体的に、どんな損があるのでしょう。 まず考えられるのが『人間性が低いと見られること』です。常に誰かと喧嘩をしているような人は「人として問題がありそうだ」と見られることが多いでしょう。他者からの評価が下がってしまうのは『損』だと言えるのではないでしょうか。 次に『金銭的な損失が発生する恐れがあること』です。たとえば最初は口喧嘩だったものの、エスカレートしていつの間にか暴力をふるってしまって相手をケガさせてしまったら、相手への慰謝料が発生します。これは『損』だと言えるでしょう。 最後に『時間がなくなること』です。時は金なり、ともいうように、時間はお金と同じくらいの価値があります。失くしたお金は工面することはできますが、過ぎ去った時間はもう戻ってきませんからね。時間という大事なものを喧嘩にあてがうのは『損』だと考えられます。 きっと考えれば考えるほど、様々な『損』が出てくることでしょう。ですがそれを考えている時間を、他のことに使っても良いかもしれません。しかしなんにせよ、喧嘩はしないのが一番ですね。 金持ち喧嘩せずと言いますが、金持ちも喧嘩すると思います。 大塚家具のあの親子喧嘩。大塚家具なんてあんなに高い家具ばかり売ってるんだからきっと創業者一族もお金持ちなはずです。収益は少なくとも、資産はものすごい持ってるはずです。 でもあのような壮大な親子喧嘩を繰り広げてくれました。金持ちも喧嘩します。 企業の後継者争いだけではありません。 金持ちが喧嘩しないのであれば、三国志も江戸時代大奥の歴史も変わってしまいます。 金持ちにも短気な人もいれば余裕がない人もいるし、欲深い人も沢山います。 また貧乏にも穏やかな人もいればゆとりがあるひともいるし、現状に満足な人もいるはずです。 金持ちだからどうとか、貧乏だからどうではないと思います。 わたしの親戚が亡くなった時。 親戚のおっちゃんは会社を経営していて、不動産も複数所有しており、相続で散々揉めていました。 見たことのないような親戚もその代理人もたくさん出てきました。 もう十分お金持ちなのにお金持ちでももっとお金が欲しいもんなんだなぁと子供ながらに世知辛い思い出です。 ちなみにわたしたちには相続権はなく、その争いを遠目で見守っていました。 結果、誰も幸せになっていません。

Continue reading...