tedukurikotoba (2563)

株が上がる

【漢字】株が上がる 【読み】かぶがあがる 【意味】評価が上がる。評判が良くなる。 【例文1】人助けをしたので社内での株が上がった。 【例文2】痩せてかっこよくなったと株が上がる。 【例文3】ダイエットして綺麗になったと株が上がる。 我が社にはいわゆるお局様がいます。皆さん優しくて穏やかな方ばかりなのですが、一人だけ本当にドラマの世界から出てきたようなお局様がいるんです。男性社員にもほどほど厳しいですが、若い女性社員はまさに目の敵にされています。私も昔はその一人でした。基本的に仕事に対してとても厳しい方なので、そういう目線で厳しくしているんだろうなぁというのはわかるのですが、女性に対してだけ極端に厳しいのはすごく嫌でしたね。後は、30を過ぎてから結婚していない女性社員には優しかったり。 正直なところ、みんななんとなくこのお局様のことが苦手だったのですが、先日株が上がる出来事がありました。というのも、取引先からの無理な変更を営業が受け付けてしまったわけです。もちろん人手が足りず、大混乱。他の部署からもたくさん応援が出ていました。私もお局様も部署は違うのですが、そのお手伝いに行っていたわけです。 その時の、お局様の仕事の早いこと早いこと。それでいて、いつもの嫌味も封印してひたすら集中して仕事をしています。そういえば、ここ数年は部署も違うので見ていませんでしたが、元々の仕事はすごく早いんですよね。普段は少々サボリ気味ではあるのですが、こういう時は頼りになるなと思いました。私のような人が他にも何人かいて、最近ではお局様の株は急上昇です。

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一生懸命

【漢字】一生懸命 【読み】いっしょうけんめい 【意味】武士が所領を命がけで守ったことから一所懸命となる。今は一生懸命が多く使われる。物事を真面目に取り組むこと。 【例文1】彼女は1番になるため一生懸命勉学に励んだ。 【例文2】一生懸命走る。 【例文3】マイホーム資金を一生懸命貯める。 よくマイホーム購入が得か賃貸が得かなどという議論がされます。試算をされ、実はトントンか自由度や災害時の重複ローンなどを考えると賃貸のがお得という方もいます。 しかし、私は、考えが古いのか、「この地で生きていく」のような地盤確保を幼いころから、当たり前のように想い、働き始めた当初からコツコツと頭金を貯め、結婚から3年でマイホームを購入しました。間取りはもちろん、インテリア、家具から植える草木まで、都内の小さな戸建てだが満足しています。自分の立ち位置が定まったような、奮い立つような興奮があったのを思い出します。35年のローンを一生返し続ける感じだが、心持ちが違うと自分に言い聞かせています。 先日、日記の宿題をしていた息子から「”一生懸命”なの?”一所懸命”なの?どっちが正しい?」と聞かれました。調べると、どちらも正しいけれど、元々は中世1ヵ所の領地を命をかけて生活の頼みにすることから「一所懸命」が生まれ、転じて命がけで物事をすることという意味の「一生懸命」という言葉が生まれたらしいです。

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穴があったら入りたい

【漢字】穴があったら入りたい 【読み】あながあったらはいりたい 【意味】その場で非常に恥ずかしい思いをして身を隠したいくらい。 【例文1】「いらっしゃいませ」と言うべき所を「いらっしゃいました」と言い間違えた。穴があったら入りたい。 【例文2】皆の前でフラれた。穴があったら入りたい。 【例文3】子どもが悪気なく何でも喋るので穴があったら入りたい。 穴があったら入りたいと思った経験はありませんか?私は、つい先日本当に穴を掘りたいと思うくらい恥ずかしい体験をしました。 それが、同窓会でのことでした。今までにも何度か参加していたのですが、今回はなんと初恋の男の子だった人が初めて参加するということで、正直どこかドキドキしながら会場に向かいました。そしていつも参加している友人達と1時間ほど前に近くの喫茶店で合流して話をしながら待っていました。 その中でも、私の初恋の男性が参加するという話でとても盛り上がってしまいました。正直最初は恥ずかしさの方が強かったのですが、段々とノリノリになってしまって。こういうところがかっこよかった、彼女が出来た時には本当にショックだった…色々語ってしまったんです。そして、体操服からチラッと見えるお腹がかっこよかった、ちょっと筋肉質な体に抱きしめられたかったなど、色々エスカレートしてしまいました。 もうお気付きかもしれませんが、その喫茶店に初恋の彼も来ていたんですよね。もう私は恥ずかしくて恥ずかしくて、本当に穴があったら入りたいほどでした。幸い向こうは軽くかわしてくれたのですが、今も思い出すと恥ずかしくて赤面してしまいます。 日々の子育ての中では、「穴があったら入りたい」と感じる恥を背負うことが多いように思います。 先日、子供の幼稚園でのお誕生日会でこんな出来事がありました。 お誕生月の子供は、ステージ上で自己紹介や学年ごとお題についての発表をします。 うちの子供は年長児なので、お題は「これからがんばりたいこと」について。 年長さんはこれから小学校へ入学する準備がはじまるので、これからがんばりたいことは小学校へ 入学する抱負のような内容になってきます。 ほかのお子さんはみなさん、「算数を頑張りたい」とか「漢字を頑張りたい」などの抱負を言って いきます。 うちの子の順番になったとき、期待を込めて見ている私の前で言ったわが子の一言。 それは、「ぼくは、木登りをがんばります!!」 は?木登り??小学校にいってまで、木登りがしたいということ?? 一瞬意味が分からなくて固まっていたのですが、先生はちょっと戸惑ったように「そっかー、木登りを頑張りたいんだね!」とフォローしてくれました。しかし、母親の私は恥ずかしくて穴があったら入りたい心境でした。 他のママさんからも、木登りって斬新だねー(笑)と言われてしまったほど。 もっと他のマシな抱負はないのか!と大恥をかいたのと同時に、子育ては子供の恥を背負う歴史だな…と実感 をした出来事だったのでした。

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目を光らす

【漢字】目を光らす 【読み】めをひからす 【意味】厳重に監視している。 【例文1】試験監督がカンニングをしないか目を光らす。 【例文2】プールの監視員が目を光らす。 【例文3】親が子どもの行動に目を光らす。 私には妹と弟がいます。二人ともまだ学生で、弟の方が大学生で妹は高校生です。この二人、仲が良いのか悪いのか。最近、妹は冷蔵庫の中身に目を光らすのが日課になっています。というのも、弟がわざと意地悪をして妹の買っておいたスイーツやフルーツを勝手に食べてしまうんですよね。二人ともアルバイトをしていますし、弟もよく自分でおやつを買っています。だから、本当にただちょっかいを出しているんですよね。弟からしたらそんな妹が可愛いのかもしれませんが、せっかく買ってきたおやつを食べられてしまう妹の気持ちを考えると何ともといったところです。 ちなみに、うちの父も弟と同じ傾向があります。私達の買っておいた物を、名前が書いてあるのに食べてしまうんですよね。「見えなかった」というので、ゴムやシールをペタペタ貼って対抗しましたが、それでも駄目でした。父の場合は安いお菓子とかを買ってケーキを買ってきてくれるので我が家ではそういう定番になってはいたのですが、それでも買っておいた物を食べられるのは嫌なものです。 コミュニケーションが苦手な父の編み出したコミュニケーション方法なのかもしれませんが、それが弟に引き継がれたのは良くありません。 どのみち妹が目を光らす日々はまだ続きそうなので、今度はパフェでも食べに連れて行ってあげようと思っています。

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見ると聞くとは大違い

【漢字】見ると聞くとは大違い 【読み】みるときくとはおおちがい 【意味】人から聞いていた話と実際見たものではだいぶん違う。聞いていたより劣っている時に用いることが多い。 【例文1】広い物件だと思ったけど実際狭いな。見ると聞くとは大違い。 【例文2】お見合い写真が見ると聞くとは大違い。 【例文3】通販の品物は見ると聞くとは大違い。 以前から仕事関係で知り合った方に、ホームパーティーに誘われていました。残念ながらなかなかスケジュールが合わなくて行けなかったのですが、つい先日ようやく行けることになりました。私と彼女はお互いの家に行ったこともありませんし、プライベートなお付き合いもあまりありません。ただ、いつもハイブランドの物を身に着けていますし仕事的にもセレブっぽいイメージが漂っていました。共通の知人からも彼女のホームパーティーはすごいと聞きましたし。そのため、手土産は慎重に選んだんです。それが本当に正解でした。 というのも、彼女の職場の方と合流して一緒に伺うことになっていたので家は想像でしかありませんでした。オシャレなシティ派マンションかな?と思っていたら、豪邸でのガーデンパーティーだったんです。これは度肝を抜かれました。本人はホームパーティーだと仰っていましたが、まるで海外のようなガーデンパーティーです。共通の知人から聞いたイメージとは全く違いました。あぁ、これが見ると聞くとは大違いというやつかと妙に納得してしまったほどです。 ちょっと高めのセレブ御用達瓶ジュースを購入して行ったところ、テーブルの上に乗せてくれました。フードメニューもすごかったので、デリカテッセンなどに駆け込まなくて良かったです。 その言葉の通り聞かされるものと実際の物には相違があり、驚かされる事を「見ると聞くとでは大違い」と言います。「友人に聞いた店に大盛定食を食べに行ったらサイズに違いがあって、見ると聞くとでは大違い」と言った具合に、実際に確認してみないと噂の通りかは定かでないという事がある訳です。隣の学校でかわいいと聞いていた女子学生を見てみたらそうでもなかったり、イケメン芸能人の〇〇に似ていると噂された男子を実際に見たら全然違っていたという話はそう珍しくありません。食べ物などでも絶品と噂されたレストランに行って食べてみたら大した事はないというのもありますし、大概は誰かの価値観に共感出来なかった事が原因と言えると思います。噂はあくまで噂でしかなく、実際に共感するかは別物の話です。怖いのは噂に尾ひれが付き過ぎて現物と開きがある場合です。大物の魚を釣り上げたと聞かされたのに、どれ程のモノかと見に行ったらそんなでもなかった時は、喪失感しかありません。釣った本人にとっては大物なのかもしれないので、それをとがめる訳にはいきませんし、どうにも消化不良な気分にさせられます。自分にとっては見たままが真実であり、やはり噂は話半分で聞いておいた方が後でガッカリする気持ちが軽減させますし、逆に聞いたままの物を目の当たりに出来たら、その時は素直に驚けば良いのです。

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