tedukurikotoba (2563)

枝葉末節

【漢字】枝葉末節 【読み】しようまっせつ 【意味】重要でない事。些細な出来事。 【例文1】車の買い替えには燃費と価格重視で内装は枝葉末節だ。 【例文2】中卒でも稼ぐ友人を見れば学歴は枝葉末節だ。 【例文3】枝葉末節は気にしない。 枝葉末節とは、主要ではない部分、物事の本質から外れた些細なこと、という意味を持つ四文字熟語ですが、木の一番重要な部分であるのが幹であるのに対して、枝や葉などの末節は些末なものである、ということが転じてこの意味になったと言われています。 この言葉を調べて考えてみたんですが、枝葉末節をこだわる人というのは、実際周りからしたら賛否両論であるように思います。 こだわりが強いという意味では職人気質とも言われ、常に丁寧な仕事をすることができるという点で、仕事では安心感があり、とても高い評価をもらうことができますが、人によってはそんな些細なことまで気にしてられないと、イライラさせてしまうかもしれません。 また、小さなことに気を取られることで、本質を見逃してしまう、という本末転倒なことにもなりかねませんよね。 しかし、私はどちらかというと大雑把すぎる性格なので、少しは枝葉末節にこだわる努力をしようという意識付けをしなくては、と思いました。

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窮鳥懐に入れば猟師も殺さず

【漢字】窮鳥懐に入れば猟師も殺さず 【読み】きゅうちょうふところにいればりょうしもころさず 【意味】どんな事情があるにせよ困った人が助けを求めてくれば助けてあげようという意味。 【例文1】塾でのライバルが模試で筆記用具を忘れたので貸してやった。窮鳥懐に入れば漁師も殺さずだ。 【例文2】窮鳥懐に入れば猟師も殺さずで元犯罪者を受け入れる。 【例文3】仕事熱心であれば誰であろうと窮鳥懐に入れば猟師も殺さず。 職場で雇用政策で身体障害者の受け入れをしています。一部の職員がその職員をいつも虐めていました。口では言ってはいけない差別用語を多用し、仲間はずれにしていました。そしてその障害者は我慢強く虐められながらも一生懸命働いていました。いじめている側の親分肌に酷いことをする奴がいてその障害者にビンタなどの暴力を振るっていました。ある時、誰もいない所でその親分肌の男が障害者に暴力を奮っていました。ビンタや足蹴りをしていました。その障害者は追い込まれて泣いていました。その時です。親分肌の男が窮鳥懐に入れば猟師も殺さず、突然気が変わったのか土下座をしてその障害者に謝り始めていました。何があったかは分かりませんが、その光景以来その親分肌は障害者の職員に心から優しく接するようになったのです。いったい何があったのでしょう。光景だけ目撃した自分にその理由は分かりません。その親分肌が反省したのだけは分かりました。人間は窮地に追い込まれるとです。その障害者がその親分肌に何らかのことを言ったのでしょう。そしてまさにその親分肌の男が窮鳥懐に入れば猟師も殺さずだったのでしょう。それ以来、親分肌も一生懸命障害者を助けながら労働して人間が変わりました。

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兜を脱ぐ

【漢字】兜を脱ぐ 【読み】かぶとをぬぐ 【意味】戦で負けると兜を脱ぐことから、相手が格上で負けを認める。 【例文1】恋敵が3高だと知り兜を脱ぐ。 【例文2】学力の差が歴然で兜を脱ぐ。 【例文3】営業成績が振るわず兜を脱ぐ。 競っていた相手に負けを認めることを兜を脱ぐといいます。 私も相手や状況を見て判断して兜を脱いできました。 学生時代、クラスに美人で頭が良い生徒がいました。自分は割と頭はよかったのですが、容姿に自信がありませんでした。男子生徒はみんな彼女に想いを寄せていましたが、隣町の男子高校にモデル並みの慎重でかっこいい彼氏がいると噂を聞いたので、あっさり兜を脱ぎました。もっとも彼女のことが諦めきれない友人は友達でもいいからと何度も連絡先を聞いていましたが、やはりだめでした。しかしその勇気はどこからくるのかとてもうらやましかったです。 私はかなわないと思ったら、突き進むタイプではないのです。無駄に努力する事が嫌いなのです。私にはわたしに合うものがあると言い聞かせて今まで過ごしてきています。不自由になったことは一度もありません。むしろ手っとり早く成功を収めています。わたしはこのままずっと努力も苦労もせず、今に合うことだけに満足して生きていくタイプなんだと思います。一方、弟と言えば、何にでも突き進んでいくタイプです。格上だとすると逆に燃えてくると言っています。諦めない精神は感心します。兄弟でも全く正反対の性格ですが、家では衝突はありません。

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一笑に付す

【漢字】一笑に付す 【読み】いっしょうにふす 【意味】バカにして相手にしない。 【例文1】ニートが交際申し込んできたので、一生に付す。 【例文2】悪あがきは一笑に付す。 【例文3】酔っ払いのたわごとは一笑に付す。 学生時代はよくいじめられて、なにかやる度に一笑に付すことが多かったのです。周りの生徒達は優秀な人達ばかりですから要領もよくほとんど失敗はしません。しかし自分は失敗が多く何をやってもだめで、生徒だけでなく担任の先生からも一笑に付すことがありました。笑われるのは慣れていますが、好きな女の子からも一笑に付すされてしまうと落ち込んでしまうこともありました。ダメ人間ながらも無事に卒業して一流の会社に就職することができました。卒業してから5年経ったときに、手紙が来ていて中を開けると同窓会のお誘いでした。また苛められるのかなと思いながらも、久々だったので出席することにしました。同窓会の当日は、生徒全員が出席して担任の先生も来ていました。当時、一笑に付すしていたいじめグループがいましたが、社会人になるとしっかりしていてみんな大人になっていました。一笑に付されるのではないかと内心ビクビクしていましたが、一流会社に就職したのを知ると、みんなは大人しくなってしまいました。就職できない人も中にいて苦労していることを知りました。学生時代に一笑に付すされていても、きちんと会社に勤めていれば立場が逆転するんだなと知りこっちが一笑に付す思いでした。

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あばたもえくぼ

【漢字】あばたもえくぼ 【読み】あばたもえくぼ 【意味】あばたとは水ぶくれが治った跡にブツブツ皮膚に残るもの。自分が好きになった人の欠点のあばたでさえエクボに見えてくるという。 【例文1】ドジな彼女だけどあばたもえくぼだ。 【例文2】何をしても愛おしい。あばたもえくぼだ。 【例文3】大丈夫だよ、あばたもえくぼだよ。 長所とは、裏を返せば短所にだって成り得ます。たとえば『誰にでも優しい人』と言うと聞こえは良いですが『八方美人』と言われると、なんとなく悪い印象を持つ人もいることでしょう。しかし恋愛に関してだけは、多くの人からは短所と思われることでも、もしかすると長所に思えることもあるかもしれません。俗にいうあばたもえくぼというやつですね。 恋愛とは難しいですが、その分楽しいものでもあります。ですからときには、あばたもえくぼのような恋愛をしたって良いと思います。もしも自分の容姿にコンプレックスがある人であっても、自分を好きになってくれた人から「あなたの容姿も好き」と言われたなら、嬉しい気持ちになるのではありませんか。ひょっとするとその一言がきっかけで、自分の容姿にも自信を持てるようになるかもしれません。極論かもしれませんが、あばたもえくぼのような恋愛であれば、自分のコンプレックスを克服できる可能性も秘めていると考えられます。 人を好きになると、その人の知らない一面を知るたびに、その人のことを好きになるでしょう。恋愛は人生をより楽しいものにしてくれます。とは言っても、常にあばたもえくぼのような恋愛だと疲れてしまいそうですね。ですがたまには『好きな人のどんな短所でも好きになる恋愛』をしてみても楽しいかもしれません。

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