tedukurikotoba (2563)

壁に耳あり障子に目あり

【漢字】壁に耳あり障子に目あり 【読み】かべにみみありしょうじにめあり 【意味】どこかで誰かが見たり聞いたりしているかもしれない。秘密は漏れやすいという教え。 【例文1】壁に耳あり障子に目ありで上司の悪口を言ってたらバレた。 【例文2】男女間の噂は壁に耳あり障子に目あり。 私が子どもの頃、家にことわざカルタがありました。 その中で「壁に耳あり障子に目あり」という言葉があり、この時にカルタ遊びをしながら覚えた記憶があります。 ことわざカルタは絵があるので、言葉をイメージで覚えやすかったのも良かったと思います。 実際の社会生活の中でも、この言葉を実体験することがあります。 私は学校を卒業して最初に勤務した会社では、時々失言がありました。 同僚と上司の悪口を言っている時に、気がついたら後ろにその上司が居たことがありました。 私からはその上司が見えなかったのですが、他の同僚からは見えていたので、先に会話から外れていたようでした。 私は上司の悪口を言うのに調子が乗ってきてしまい、上司や他の人の状況を読み取ることができませんでした。 この時私は、「壁に耳あり障子に目あり」の言葉を思い出し、人の悪口を言うのは良くないと反省しました。 それからは常に周りの状況を確認しながら、人と会話をするようになりました。 悪口を言う人は別の場所で、他の人から自分の悪口を言われるようです。 やはり、人の悪口を言うことはお互いの気分が良いものではありません。 「壁に耳あり障子に目あり」の言葉通り、人に聞かれてまずいことは、極力周りに気をつけることが大事だと思います。 個人情報と言うのは、赤の他人に知られないようにしなければいけません。 でないと、後悔する事に成りかねません。 インターネットを使っていると、個人情報を打ち込む事が良くあります。 大事なクレジットカードの番号やネット銀行の暗証番号を打ち込む事があると思います。 この様な大事な個人情報を打ち込む時には、十分注意をしなければいけません。 あなたのまわりで、その情報を見ている人がいないとも限らないのです。 一人でいるから大丈夫と考えるのも良くありません。 個人情報を打ち込もうとしているサイトは、本物とは限りません。 悪意を持った人間が、本物のサイトに似せて作ったものかもしれないのです。 なのでそうではないと言う事をちゃんと確認してから、個人情報を打ち込むようにすべきです。 インターネット上には、個人情報を盗み取ろうと考える輩がたくさん居ます。 ですからこれでもかと注意するに越したことはないのです。 また個人情報が書かれた書類などを、そのまま捨てる方がいますが、これも止めるべきです。 どこで誰があなたの個人情報を狙っているか分かりませんから、うかつに個人情報が書かれたものを捨てるべきではありません。 いつでも壁に耳あり障子に目ありだと思い、個人情報の扱いに十分気を付けるべきです。 「壁に耳あり障子に目あり」という言葉は、隠し事をしようとしても、どこで誰が聞いたり、見たりしているか分からないという意味で、秘密は漏れやすい例えで用いられます。 この言葉は本当に日常的な教訓として常に心に刻んでおくべき言葉だと感じています。 高校の同級生だったAさんと仕事の同僚であるBさんは全く無関係に見えますが、その二人がまた違う筋から繋がっていたりして、どこで誰が知り合いであるか分かりません。 世の中狭いね、と言われますが、まさにその通りです。 全く知らない人の話だからとAさんにした相談がふとしたことからBさんに漏れる、ということもありえないことではありません。 また、ふとレストランなどでここだけの話、と他には言えないような話をしていたとしても、後ろの席の人が知り合いでないとは限りませんし、もしかしたら知らない人でも、その人には共通の友人がいて、たまたま出た名前からバレてしまうかもしれないのです。 ネットが普及したことで、どんどんプライバシーの壁が薄くなっているのが現状なので、取り扱いには注意が必要です。 私達も気を付ける必要がありますが、きっと芸能人の人はパパラッチなどどこに潜んでいるのかわからないので、毎日緊張感のあるプライベートを送っているんだろうなと考えました。

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一矢報いる

【漢字】一矢報いる 【読み】いっしむくいる 【意味】圧倒的な攻撃に対してわずかばかり反撃する。 【例文1】10-0で迎えた9回裏で一矢報いて1点返す。 【例文2】後半戦に一矢報いる。 夏の甲子園を見ていると大量得点で負けているチームがありますが、点をわずかでも返すと一矢を報いることが出来たなと思います。高校野球は勝たなければ次の試合に出れないわけですから、負けていると監督は一矢を報いる思いで、選手を次々交代させることがあります。逆点に結びつかないまでも1点でもいれれば一矢を報いることになるので、がんばっている姿を見ていると励まされます。ところが一矢を報いる試合で9点差で跳ね返した試合があります。2017年7月24日の東東京大会の試合のときです。修徳と東亜学園の試合でした。3回までは1対1の同点でしたが、5回に1点差、6回に大量得点を入れて1対7の試合で、裏の攻撃の修徳が6点リードしていました。9回の表の2アウトになっても7対1でした。ここで一矢を報いることができればいいなと思っていたら、ピッチャーの調子が悪くなり、次々ヒットを打ってきました。気づけばその回だけで9点入れて10対7となってしまいました。その裏の修徳は0点だったのでそのまま試合が終わってしまいました。9回で2アウトから9点入れて逆転する試合というのは恐らくないのではないかと思います。まさに一矢を報いる試合を見た気分でした。実際にあった試合なので検索すれば9回の表9点入れてるスコア見れます。奇跡の試合でした。 高校野球の甲子園大会などで、大量な点差が開いてしまう事があります。 このような大きな点差が開いた試合は、見ていて面白くない人の方が多いと思います。 ですがこのような試合でしか、見られない事があるのです。 それは負けているチームが、勝っているチームに一矢報いる所が見られる事です。 大量に点差が開いてしまうと、普通の選手だったら気持ちが萎えてしまい、もうどうなってもいいやと自棄になってしまうことが多いと思います。 ですが高校球児たちは、大量に点差が開いてしまったとしても、諦めない子たちが多いのです。 いくら勝っているチームの投手がどんなに優れていると言っても、失投の一つや二つは必ずします。 その失投を見逃さなければ、一矢報いるチャンスは生まれるのです。 私はこのチャンスを見る為に、大量に点差が開いた試合でも見続けるのです。 負けているチームの高校球児が一矢報いる事が出来た時は、本人のみならず、見ているこっちもすかっとします。 大差で負けていたとしても、誰かが一矢報いる事が出来れば、負けている選手たちの士気は高まります。 それによって、その後点を重ねる事も出来るのです。 たとえ負けてしまったとしても、一矢報いる事が出来れば、負けたチームの高校球児たちも、悔いはないはずです。

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危ない橋を渡る

【漢字】危ない橋を渡る 【読み】あぶないはしをわたる 【意味】目的を達成させるためには危険な手段も行う。 【例文1】刑事はおとりになったり、常に危ない橋を渡っている。 【例文2】会社存続のため危ない橋を渡る。 私は、振り込め詐欺に騙されたことがあります。少し変な儲け話とは思っていましたが、将来的に数千万円の大金が入るということで、危ない橋を渡る決意をしました。その時は貧乏金なしで食べるのもやっとのことで、本当にお金もちになりたかっのは、夢でした。お金を預けるとそれが数千万円まで膨れ上がるという今考えたら馬鹿な話でした。それでも、なけなしのお金をはたいて指定された口座にお金をいれました。すると、騙された会社から連絡があり、あなたは幸運だからもっと稼ぎましょうとおだてまくられて、数回にわけて指定された口座にお金を振込みました。しばらくするとたくみな口調でもっとお金を入れて下さい。いろんな嘘を並べながら大きなお金を振り込んでしまったのです。それからもうこれ以上、私からお金が取れないと分かったのか連絡が一切無なくなりました。その時、私は愕然としたのです。騙された!なんてことをしてしまったのだ。警察にいって被害届もだしました。警察は慣れているのかあまりうてあってくれませんでした。もう、この世の終わりの気分を味わいました。家庭も崩壊です。死のうかとも思いました。危ない橋は恐怖です。

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目を細める

【漢字】目を細める 【読み】めをほそめる 【意味】笑うと目が細くなることから、嬉しそうにほほ笑む。 【例文1】我が子の成長に目を細める。 【例文2】祖父母が孫を見て目を細める。 目を細めるとは笑うと目が細くなりますよね。ほほ笑ましい様子を言います。 私もよく笑います。子どもがかわいいのです。本当に愛しくてたまりません。 子どもの成長を見てきて家族のみんなが目を細めます。とくにおじいちゃん・おばあちゃん。 目の中に入れても全く痛くはないようですね。これはどこのお宅にも言えることではないでしょうか。わが子も成人して周りがちらほら家庭を持つようになったとの知らせを聞くと外を歩けばお孫さんを連れた年配の方に目がいくようになりました。 あー私もあんなにいつか孫を連れて公園に遊びに連れて行きたいと想像します。 なんだかわが子が一段と愛しく感じて家に帰ってアルバムを引っ張り出しました。 授乳中は苦労もあったけど、寝顔を見ると目を細めてよし!明日もがんばるぞと癒しをたくさんもらいました。本当に子育てはいい思い出です。子育て時代には戻りたくはないけども笑

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見る目がある

【漢字】見る目がある 【読み】みるめがある 【意味】正しい判断ができる。価値がわかる。 【例文1】(友人)その靴高いでしょ。(私) 革なの。さすが見る目があるわね。 【例文2】彼女は賢く見る目がある。 人を見る目を養うことは、人生をより良く生きていくためにも大切なことだと思っています。 人を見る目がないと、人に騙されてしまったり、損をすることも多くなってしまいます。 自分に置き換えて考えてみると、必ずしも人を見る目があるとは言い切れないかもしれません。 相手が悪い人でなくても、痛い目を見ることはあります。 そのため、やはり目を養っていくことが大切なのだと思います。 人間関係は年齢を重ねれば、重ねるほど難しいものだと思ってしまいます。 徐々に表面上だけの付き合いになってしまうことも多いかもしれません。 しかし、自分にしっかりとした人を見る目があれば、本当に信頼できる人を見抜く力もありますし、良好な人間関係を築いていくことができます。 しかし、過去に人間関係で大きな失敗があると、それがトラウマとなってしまい、時には人間不信になってしまうかもしれません。 そこから脱却するためには、自分自身の人を見る目を養っていかなければいけないのだと思います。 人はそれぞれ違った価値観の中で生きています。 自分と違う相手をどう見極めていくかも、人を見る目にとって大切なことだと思います。 素晴らしい出会いは一生の財産になることもあります。 人の目を見る力を養い、素晴らしい出会いをしていきたいものです。 私の知っている人で、誰からもこいつは、仕事が出来ない。性格が優しすぎる。頭が悪いなどの悪いことを言われる人がいました。小さな会社で働いていましたが、とても不器用で社長からいつも怒られていました。しかし、私の彼に対して将来性はあると思ってあたのです。彼は仕事が終わっても夜遅くまで一人で仕事の復習をしていました。他人からなんと言われろうが、涙をながしながら仕事を頑張りました。私だけは彼に対して見る目がありました。社長に彼は根性と誰にも負けない努力をしているからあたたかい目で見てあげてくださいと頼みました。枯葉仕事は遅いけれどだれよりも何倍もの努力を積み上げました。来る日も、来る日も悔し涙をながしながら仕事にくらえついたのです。そして彼は、やっと人並みに仕事をこなす様になりました。それでも彼は自分の努力を怠りませんでした。そしてあらゆる仕事に興味を持って誠実に努力をしました。その結果私の彼を見る目があったのか、10年経ちました。なんと彼は社長に認められて、社長の2代目として大抜擢されたのです。私は本当に見る目があったとおもいます、あれだけ馬鹿にされていた彼が、社長まで登りつめたのです。拍手喝采です。 「見る目がある」とはどういうことなのか。辞書には、物事を正しく評価する能力がある、と書いてあります。よく「人を見る目がある」とも言いますが、例えば容姿が自分の好みではない人のことを、この人は嫌だと避けるのはただの偏見になってしまいます。それでも「見る目がある」ということは生きていくうえで大切なことであり、誰もが身につけなければいけないスキルでもあるかもしれません。自分の好みや思い込みといった色眼鏡を外して物事や人を見る目を養わなければなりません。物事を見る目を養うには、何より知識を身につけ深めることが大切です。人を見る目を養うためには、やはり言葉を交わすことが必要不可欠だと思います。物の考え方や価値観などどのような人間なのかは話してみないとわかりません。例えば、議員が不祥事を起こした際に、選んだ有権者も悪いという言い方をよくされます。ただ、選挙でさわやかな笑顔を振りまく候補者を見ているだけで誰が不祥事を起こすかなど占い師でもない限り知る由もありません。有権者が候補者と触れ合い人となりを理解し、討論し合える場でも増えれば様々な良い効果がもたらされるのではないかとも感じます。「見る目がある」人になるのは簡単なことではありませんが、物事の表面のみを見るだけでは、物事を正しく評価できない、ということだけは常に心に銘記しておきたいです。

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