tedukurikotoba (2563)

目を丸くする

【漢字】目を丸くする 【読み】めをまるくする 【意味】目を見開いて非常に驚く。 【例文1】30キロも太って目を丸くする。 【例文2】給料明細を見て目を丸くする。 「目を丸くする」に似たような言葉で、最近良く使っているのが「二度見する」です。 実際に驚くような場面では、二度見てしまうことも少なくありません。 実際は二度目に見る時の方が、目を丸くしているような気がします。 どちらも非常に驚いた状態を上手く表現していると思います。 世の中には驚いて目を丸くしていなくても、ギョロ目で普段からそのように見られてしまう人もいます。 目が細い人からすると、そういう人の目は時には羨ましく思うこともあるかもしれません。 ギョロ目でなくても、いつも目を丸くしたような感じで見られる人もいます。 基本的に目が大きい人は、見た目の印象も良いような気がします。 目を丸くするとは意味が違っていますが、目が大きいと驚いた表情と勘違いされやすいのかもしれません。 目の悩みは人それぞれで、大きい人は目が細い人に憧れることもあるようです。 目を大きくしたいと思って、意識して目を大きくしていると、次第に目は大きくなっていくこともあります。 いつも目を丸くしたような驚いた表情では困りますが、やはり目が丸い可愛らしい表情は印象も良くなります。 目を丸くするような出来事もそれほどありませんが、それが楽しい出来事であれば何度あっても良いものだと思います。 今年も終わりました。 ドラフト会議。 ドラフト会議は野球ファンにとっての紅白歌合戦のようなもの。 一大イベントなのです。 甲子園を沸かせたあの選手はどこが交渉権を獲得するのか、話題のあの選手はどこに指名されるのか、個人的に注目しているあの選手はどうなるのか、贔屓球団はどんな選手を指名し、交渉権を獲得するのか・・・。 見どころはたくさんあります。 わたしの贔屓球団は1位指名をハズしてハズしてハズして・・・最後の最後まで残ってしまいました。 そして・・・名前を聞いたわたし、家族全員が目を丸くしました。「誰よそれ」という高校生を外れ1位で指名したからです。 調べてみるとなかなかの逸材のようで、高卒をじっくり育成するのもまたいいか・・・と思っていました。 翌日、我が贔屓球団のドラフト1位の記事を見つけました。 その記事には、そのドラ1くんもドラフト会議を見ていたと書いてあり、最後まで残った我が贔屓球団が誰を指名するのかと(最後の1位指名ということもあり)ワクワクして見ていたらしく、自分の名前が呼ばれ「えっ・・・」と目を丸くしたという内容の記事でした。 まさか自分が呼ばれるとは思わず、何度も目を丸くしたまま自分の名前を連呼していたそう。 俄然応援したくなりました。

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身を誤る

【漢字】身を誤る 【読み】みをあやまる 【意味】間違った生き方をする。 【例文1】恵まれない環境で育ち身を誤る。 【例文2】裏切られた過去から身を誤る人生を送る。 「身を誤る」という言葉には、間違った生き方をする、人生を踏み外すという意味がありますが、私は家族からこの言葉を言われたことがありました。 というのも、私は小さい頃から珠算教室に通っていて、暗算が得意中の得意でした。 県大会で優勝経験もあり、友人から「歩く電卓」という異名をつけられるくらいであり、将来もそういった商業系の職業につくものだと思われていたのです。 しかし、周りには言わなかったのですが私自身、商業系の職業には興味がなく、高校で選んだのも文系でした。 そして私が高校三年生になって突然、「ヘアメイクになりたい」と言い出した時は、家の中は大騒ぎになりました。 家族には大反対されましたが、私は夢を諦めることができず、美容専門学校に入学、そして奇跡的に念願のヘアメイクアーティストになることができたのです。 しかし、私は元々理論的に考える方が得意なために、センスが必要とされる美容職は不器用なこともあってなかなか上手くいきませんでした。 しかし、家族に「あんた、身を誤ったね」と言われた言葉が逆に私に火をつけたのです。 悔しくて毎日家で夜遅くまで練習したり雑誌で研究したりして、気がついたら夜が明けていたこともありました。 その成果が実を結び、私は一人立ちするくらいの技術を手に入れることができたのです。 今思えば、私の負けず嫌いな性格を知ってるがために、家族が背中を押してくれた一言のように思います。

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歯を食い縛る

【漢字】歯を食い縛る 【読み】はをくいしばる 【意味】必死に耐えて堪える。 【例文1】暑さや寒さに歯を食い縛って部活を頑張る。 【例文2】受験日まで歯を食い縛る。 歯を食い縛るとは必死で我慢に耐えることです。 私のこれまでの人生は、歯を食い縛る事がなかったように思います。いやないですね。 小学校のころに書道を習う子が周りで増えてきて私もお母さんに頼み込みました。硬筆でも字が綺麗だったので書道もそこそこうまく書けました。飽きてはいませんが、次は友達がかよっているソロバンを習いたくなりました。お母さんに言ったら、本気でなかったらどっちか一つに絞ってほしいと言われました。やったーーという思いで即そろばんに通うことに決めました。何にでも興味を持つが、飽きっぽい性格の私は、すぐにやめてしまいます。そろばんは1級まで取りました。飽きてはいないですが、中学に上がると同時にバレー部に入りましたので通うことができなくなり、ちょうどいい理由ができたとそろばんはやめました。 高校受験にさしかかった時は希望高校に行けそうになかったので努力することもせず難しそうだな、失敗したくないなという想いからランクをさげて小学生のころ習っていたそろばんを武器に商業高校へと推薦入学をなんなく決めました。初めてそろばんを習っていてと買ったなと感じた瞬間でした。 就職も地元の内科事務員で仕事をこなしていますが、何に挑戦することもなく普通に働いています。 楽して生活するこの性格を何とかしたいですが、この性格とはもう20年つき合っています。

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諸行無常

【漢字】諸行無常 【読み】しょぎょうむじょう 【意味】世の中のものは常に変化して永遠に続くものはない。 【例文1】10年ぶりに故郷に帰省したら、林が住宅地になっていた。諸行無常だ。 【例文2】最新技術が進歩して諸行無常だ。 私は中学生の時に授業で平家物語を学びました。 その時に初めて「諸行無常」という言葉を知りました。 その時はこの言葉の本当の意味を知りませんでした。 しかし、年齢を重ねていろいろな経験をしていくうちに、徐々にこの言葉の意味が分かってきたような気がします。 万物は全て諸行無常だと思うことは、一期一会にも繋がっていくような気がします。 今、この一瞬を大切にしていかなくてはと思うようになりました。 特に30代の後半になってくると、人生の後半が見えてきます。 今までは人生がながいと思っていましたが、それがリアルに限りあるものだということが理解できるようになります。 諸行無常という言葉に救われたこともあります。 今が大変な状態にあっても、ずっとこの状態が続くわけではありません。 そのことを知っていれば、乗り越えられない今はないと思います。 実際に後になって振り返ってみると、大変な時こそ、諸行無常を思い出していたような気がします。 逆に上手くいっている時も、気持ちを引き締めるためにも、この言葉が重要だと思っています。 どんな時も諸行無常の気持ちでいれば、無駄な感情に振り回されることもありません。 自分の心が安定していれば、物事もそのように見えてくるものだということを、日々実感しています。

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窮余の一策

【漢字】窮余の一策 【読み】きゅうよのいっさく 【意味】窮地に陥ったときの苦し紛れな戦略。 【例文1】借金取りが家まで押し掛け、窮余の一策で勝手口から逃げた。 【例文2】成績が落ちて窮余の一策の言い訳をする。 衆議院選挙のときに立憲民主党が旗揚げされました。報道を見ていると窮余の一策だったようです。小池氏の希望の党が都知事選挙のように勢いで圧勝するかと思いきや、ごたごたがあった影響もあり、野党では立憲民主党と希望の党が争う形となりました。元々の民主党の議員はどちらに付いたのかわかりませんが、立憲民主党の方が多かったように思えます。若狭氏が小池氏の出馬は次の次と発言したがために希望の党はやる気ないのかなと思ってしまいました。どういう戦略なんだろうと思っているうちに、希望の党の人気がなくなっていき、窮余の一策で旗揚げされた立憲民主党が勢いを増してきてしまいました。次の次と発言してしまった若狭氏はその後、政治の世界から引退するという形になり、なんともあと味の悪い結果となってしまいました。今後は希望の党がどこまで持ち応えるのかわかりませんが、このまま失速していけば立憲民主党に入る議員が増えるのではないかと思います。マニフェストなども打ち出していますが、どこまで守れるのか疑問に思います。政策が安定している自民党が衆議院選で圧勝しましたが、これからもしばらくはブレない自民党に支持がいくものと思われます。

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