tedukurikotoba (2563)

身を起こす

【漢字】身を起こす 【読み】みをおこす 【意味】出世する。 【例文1】同期入社の彼は20代で係長になり身を起こす。 【例文2】息子は身を起こす事を目標にする。 「身を起こす」とは出世するということです。 できることなら出世したいですよねー。私は短大を卒業して大手電機メーカーに勤めました。同期は大学・大学院卒を含め350人いました。私は職場結婚の末、勤続6年で退職しましたが、同期はまだまだ頑張っています。年に1回の忘年会にありがたいことに私まで呼んでいただけます。子どもの夜泣きがなくなったころ、忘年会に参加しました。私も毎年みんなの近況報告を楽しみにしています。中には30歳の若さで係長に昇進した人もいました。若いころは飲み会に明け暮れていたのに立派になってと感心しました。数人会社を辞めて独立した同期もいるようです。頭が賢かった彼なのできっと立派に身を起こすことでしょう。 わたしと一緒に行動していた彼女はネット通信会社を設立して社長業兼主婦業として多忙な毎日を送っているそうです。 主婦業だけでも大変なのに仕事もこなせるなんて同じ母親として本当に尊敬します。みんな賢いのでこれからもどんどん出世していくんだろうなーと思った日でした。

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万事休す

【漢字】万事休す 【読み】ばんじきゅうす 【意味】他に方法がない。全てが終わり。 【例文1】結婚詐欺に遭い預金を絞り取られ万事休すだ。 【例文2】業績が落ちて経営万事休す。 万事休すとは手段が尽きてしまい何をしてもだめだという意味です。 あまりこういう状況になりたくはないものです。しかし、このピンチから得た事もあるのも事実です。 私は25歳で結婚して子どもも3人授かりましたが、結婚生活はうまくいかずわずか6年でピリオドを打ちました。旦那には未練なかったのですが、一番の問題は子どもたちの親権です。男の子2人、女の子1人。あちら側にとっては跡取り息子のうえに初孫が長男です。手に職がなかった専業主婦の私に子ども3人育てられるのかときつく言われ、私はまさに万事休す状態です。私がおなかを痛めて生んだ子どもですもの。うちだって初孫です。ネットや離婚経験がある知り合いを紹介してもらい話を伺ったり、情報を集めました。 子どもがちいさいうちは専業主婦だろうと相手にお金があろうとほとんどのケースが母親に親権がある事がわかりました。実家にお世話になる事と親の紹介でパートが決まった事を離婚調停で堂々と話したところ、見事親権は私が取りました。世の中のお母さん、専業主婦だから、若いからと言って子どもを取り上げられると思わないでください。子どもがどちらに付いた方がいいのか調停ではきちんと判断してくれるので諦めないでくださいね。

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触手を伸ばす

【漢字】触手を伸ばす 【読み】しょくしゅをのばす 【意味】欲しいものを得ようとして行動に出る。 【例文1】事業拡大で海外まで触手を伸ばす。 【例文2】消費者金融にまで触手を伸ばす。 通販大手のアマゾンは次々新しい戦略を打ち出してきて触手を伸ばすようになってきています。最近ではAIを搭載したエコーを出してきて新時代の一歩を生み出してきています。エコーというのは、声で電気を付けたり、エアコンのスイッチを入れたりしてくれます。寒いといえばエコーが反応して暖房を付けてくれたり、蒸し暑いといえばエコーが冷房のスイッチをオンにしてくれたりします。エコーはその人の声を登録して動くので、他の人が電気を付けてと言っても反応しないようにすることができます。しかしエコーにも弱点があって物まねをするオウムや九官鳥などを飼っていると 鳥が物まねしたときの声に反応してしまうようです。飼い主が留守にしているとき、スイッチを切ったはずの蛍光灯が家に帰ったら点いていたそうです。何度切って出かけても家に戻ると電気が点いていたので、おかしいと思っていたら実はオウムが点けていたという話もありました。アマゾンは新しい分野に触手を伸ばすことをしてきていますが、人間にしかできないようにしないと、これからいろいろ問題が出てきそうです。AI時代に触手を伸ばす時代がすぐそこまで来ていますが、社会が今後どのようになっていくのか興味深いです。

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行間を読む

【漢字】行間を読む 【読み】ぎょうかんをよむ 【意味】文章には直接表現されていない登場人物や筆者の気持ちを感じ取る。 【例文1】行間を読む力をつけるため授業の前に朝読書がある。 【例文2】洞察力があり行間を読むのが得意だ。 行間を読むをテーマにした記事 私は長年、翻訳の勉強をやっています。 外国語を訳す時、書かれている言葉をそのまま訳したのでは、単なる直訳になってしまいます。 さいきん、AIの影響で、自動翻訳機能も多く見かけるようになりました。 自動翻訳で出来るのは直訳だと思っています。 もし、AIで行間を読む翻訳ができるようになれば、もう翻訳家は必要なくなってしまうのかもしれません。 しかし、翻訳作業は他のクリエイティブな作業と同じで、見えない部分を安くことが大事だと思っています。 いくらAIが発達したとしても、やはり人間にしかできない仕事というものは、今後も残っていくことでしょう。 行間を読むことは読み書きだけではなく、会話の中でも重要です。 その場の見えないものを読み取る力は、以前に比べると無くなってきたとも言われています。 その原因の一つは、読書力が弱くなってきていることではないかと思います。 文章を読む習慣がないと、どうしても表面上の書かれている言葉だけで理解しようとしてしまいます。 これでは行間を読むことができなくなってしまいますし、場合によっては良好な人間関係を築いていくにも支障が出てしまうのではないかと思います。 行間を読めるようになるにはある程度の訓練が必要です。 どんなに時代が進んでも、基本的なことはきちんと習得していかなければいけないのではないかと思っています。 「行間を読む」という言葉がありますけど、これは割と見かける言葉と言えると思います。日常生活の中でも使うことがありますし、この表現を見ることもよくあるのではないでしょうか?この行間を読むというのは、意味を簡潔に説明すると、文章や言葉として直接表現されてはいないが、その部分を考慮して理解しないといけないということになります。つまり、書かれていることや言っていることを、そのまま理解しないことを意味すると思います。行間を読むことができないと、意思疎通が正確にできないことがあると言えます。直接言いたいことを言わないのが悪いという見方もできなくはないですが、言いたいことをそのままストレートに言わない、言えない機会が結構現実的にあると思うので、そこを考慮すると、誰かの言葉や文章をそのまま理解するのではなく、相手の意図を読み取る力が別途必要になる、そう考えている人が多いのでしょう。行間を読む力がないと、勘違いを起こしたり、上手くコミュニケーションがとれなかったりすることもあるので、行間を読むということは上手く生きるために必要な能力の1つとして持っておかないといけないと言えると思います。常に相手の言っていることなどについて、真意ではない前提でいた方が良いと思います。 「行間を読む」ということが正直、私は苦手です。 そもそもこの言葉には、文章に文字としては書かれていない書き手の真意を汲み取るという意味があります。 転じて、会話している内容に対して、伝えにくいことがあったら遠回しに伝えることで、受け手に察してもらうことも意味していますが、空気を読むと同じような意味を感じます。 元々繊細に考えられないさっぱりした性格のせいか、そのような含みのある言い方をされると、言いたいことがあるならハッキリ言ってくれればいいのに、と思ってしまいます。 しかし、この行間を読むことは、コミュニケーションをスムーズに進めるためにとても重要なことだと思います。 これができる人は相手のことを思いやることができて、どうやったら喜んでくれるのか、などを瞬時に判断することのできる人だと思うからです。 そのため、なんとか言葉の意味を読み取って、相手の今の心情を推し量るように意識していますが、正直疲れてしまいます。 外国の方は割りとストレートに物事を伝える印象があるので、もしかしたらこれは日本独自のものなのかもしれませんね。 ただ、仕事に関しては細やかな報告が求められるので、この行間を読むことをしなくて済みます。というよりは察して下さいと言わんばかりの文章は失礼にもあたり、状況によっては怒られることにもなりかねません。 TPOに合わせた対応をすることは大変ではありますが、世渡りの上では大切なことですね。

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鎌を掛ける

【漢字】鎌を掛ける 【読み】かまをかける 【意味】白状させるためにうまく誘導しながら問いかける。 【例文1】(先輩)ところで最近彼氏とはうまくいってる?(後輩)順調ですよ。(先輩)やっぱり彼氏はいたんだ。鎌を掛けてみた。 【例文2】カンニングしただろうと鎌を掛ける。 毎年、友達から誕生日にプレゼントをもらっています。私もお返しにプレゼントをしています。相手が7月、こっちが10月、なので先にプレゼントして、プレゼントが、帰って来るというのが毎年の恒例行事になっています。 友達は毎年、独り身の私に生のホールケーキを渡しています。独り身で食べきれないのに、はぁ。 で今年は本人曰く「今年はいつもと違うでえ、お楽しみにしとかいやぁ」と期待させています。 ただ本人曰く「もう購入してるで!」私の誕生日10日前なのに・・。 興味あったので、鎌を掛ける事にしました。 「〇〇、カメムシにやられてない?」と〇〇はとりあえず伏せておきます。 「大丈夫やで、〇〇は密封されているし、日も持つし・・ってなんで誕生日プレゼントが〇〇ってわかったん?」 典型的に鎌を掛ける事でわかってしまいました、事前に購入、毎年ケーキ、今年は違う=カステラ、〇〇=カステラでした。 とはいえ誕生日のプレゼントのカステラをそんな先の日に購入されて、しかもそれを本人にいってバレるのはどうやねんとその友達に突っ込みをいれたくなりますが。毎年プレゼントをくれる友達はとても貴重なので大切にはしたいと思います、鎌を掛けると弱い馬鹿正直な人やけど。

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