tedukurikotoba (2563)

半畳を入れる

【漢字】半畳を入れる 【読み】はんじょうをいれる 【意味】昔、役者の芝居に不満があると敷いていた半畳のござを舞台へ投げ入れた事が由来である。他人の言動に不満がある。 【例文1】半畳を入れたくなるようなお芝居だった。 【例文2】試合内容に半畳を入れる。 半畳を入れるというのは舞台を見ている人が、畳半分になった敷物を投げ入れることを指している言葉です。どこかで見たことあるなと思ったら、大相撲で横綱が負けたときに座布団を投げ入れるのと似ていると思いました。名古屋場所では浅田真央さんが見にきていたときに、横綱が負けて座布団が浅田真央さんの頭に当たったというニュースが流れていました。半畳というのは畳一畳が91センチ×182センチですから、その半分だと45.5センチ×91センチになります。大きさにするとかなり大きいというイメージです。座布団なんかより大きく固そうなので、当たったら痛いのではないかと思います。スポーツの世界でも半畳を入れる人がいますが、野球だと球場内に物を投げ入れたり、お客さんが下りてきて場内を歩き回ることがあります。サッカーの場合、半畳を入れる事態になるとサポーターが暴動起こしたりします。プロレスで半畳を入れるのは見たことがないですが、ブーイングが半畳を入れるにあたると思います。半畳を入れるというのは会話においてもときどきあって、横槍を入れるという意味にも例えられます。人が仲良く話しているのに誰かが話しを遮って突っ込んできたり、話題を変えたりして半畳を入れられることがあるので、半畳は入れないで欲しいなと思います。

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助長

【漢字】助長 【読み】じょちょう 【意味】能力を伸ばすために助ける。よかれと思ってした事がかえって悪い結果となる。 【例文1】薬の服用を間違えると副作用を助長する。 【例文2】明るく振る舞ったが、助長の雰囲気になる。 事件や事故が発生すると、テレビなどで報道されます。 事件の手口などが詳しく報じられ、今後事件に巻き込まれる人を抑止する事が出来ます。 正しく報道が伝えられれば問題はありませんが、一方で犯罪を助長している気もします。 このご時世正しい事をしても犯罪に巻き込まれる時代です。 例えば不良グループや酔っ払いに絡まれている人を助けようとして逆にやられる事件がそうです。勇気ある行動なのにいたたまれません。世の中に模倣犯や愉快犯がいるのは事実です。過激な報道で刺激されたのかもしれません。テレビを見ていて気付いたのが、子ども向けのアニメでも、猟奇的な場面や人を簡単に殺すような場面がありますが、興味を持つ事になります。これも犯罪を助長してしまう行為になり兼ねないのでどうかと思います。まあネットでも簡単にアクセスできますので。言えばきりがないですね。少なくとも自分の子どもと身近の人にはきちんと向き合って話しを聞かせようと思います。

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共存共栄

【漢字】共存共栄 【読み】きょうぞんきょうえい 【意味】二つ以上のものがお互いに助け合って共に栄える。 【例文1】兄と始めた事業は共存共栄だ。 【例文2】父の会社で共存共栄に貢献する。 世の中がどんどんグローバル化されていく中では、人は共存共栄して生きていかなければいけないと思います。 人間以外の生き物の中でも、共存共栄が上手くいっているものと、そうでないものがいます。 それは人間社会の中でも同様かもしれません。 あるグループは共存共栄が上手くいっていても、もう片方ではそれが難しくてすぐに仲間割れを起こしてしまうグループもいます。 我が強い人ばかりだと、協調性に欠けてしまい、グループとしての存在が成り立たなくなってしまうのかもしれません。 グループで行動することは時には難しい半面もあります。 グループの最小単位は家族かもしれませんが、家族も共存共栄で上手くやっていくためには、それぞれの努力が必要な時もあります。 家族だったら、このグループだったら何をやっても許されると思うと、時にはとんでもないことに発展しかねません。 やはり、あるグループに所属している以上、その和を乱さないためにも、個人のある程度の努力が必要なのだと思います。 しかし、依存や犠牲だらけの関係になってしまうと、共存共栄の関係は成り立たなくなってしまうと思います。 それを避けるためにも、個人が独立した意識を持ち、偏りすぎないことが大切だと思います。 度々テレビなどで、さるやイノシシなどの動物が、畑の農作物を荒らして困っていると言うニュースを耳にします。 農家の方々にとって、畑の農作物は大事な商品であり、それをさるやイノシシに荒らされたら、腹が立つのは当たり前です。 しかしこれは人間側から見た話であり、さるやイノシシなどの動物側から見たら、また変わってくると思います。 さるやイノシシも生き物ですから、食べ物を食べなければ生きてはいけません。 ですから畑に食べ物があったとしたら、それを荒らすのは当たり前と言わざるを得ません。 動物側から見たら、山の作物も畑の作物も同じものとみなしていますから、畑の作物を荒らしても、自分たちは悪い事をしているとは思っていないはずです。 なので一概に、動物側が悪いとは言えないと思うのです。 若し山の中に豊富に食べ物があったとしたら、さるもイノシシも里には下りて来ないと思います。 人間に襲われると言うリスクを犯してまで、里山に降りてくるのは、山の中に十分な食べ物がないからです。 今は宅地開発などに因って、野生の動物たちが生活できる場所が少なくなっています。 それで食べ物が不足することが多くなり、やむを得ず里に下りてくるのです。 人間の利益ばかり考えていると、動物たちとの共存共栄は出来なくなってしまいますから、動物側の事ももっと考えてあげるべきです。

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亀の甲より年の功(劫)

【漢字】亀の甲より年の功(劫) 【読み】かめのこうよりとしのこう 【意味】亀の甲の価値より経験豊富な熟練者の言うことがためになる。 【例文1】大卒の新人より主婦歴50年の経験と知恵は亀の甲より年の功だ。 【例文2】祖母の知恵は亀の甲より年の功だ。 「亀の甲より年の功(劫)」とは、年長者の知恵や経験は貴重なものなので尊重すべきだという意味です。このことわざの由来は昔から亀は万年生きると言われていて、それに比べ人間は80年程しかない人生だが、その年月で培った知恵や経験は何事にも代えがたいほど価値があるものだということからきています。本来は亀の甲より年の劫と書き、この劫はきわめて長い時間を意味します。亀の甲と年の劫の「こう」の同じ音の部分を語呂合わせにしています。 例文として「亀の甲より年の功と言うだけあって祖母の言うことはいつも正しい。」といった使い方をします。 私も祖母がいて生活の知恵をよく教えてもらっています。亀の甲より年の功と言うだけあり、祖母の教えはいつも感心させられることばかりです。歳をとると若い人間より能力も低くなりはしますが、その歳月で得た経験や知恵はやはり素晴らしいものばかりです。特に今のような何事にも便利な世の中になる前からの経験なので私たちでは思い浮かばないような知恵をたくさん持っています。これからも亀の甲より年の功と言うことわざがあるように年長者の意見や知恵はしっかり聞き、それを自分の知恵として次に繋げるように吸収していきたいと思います。 「亀の甲より年の功」と言われるように、長年生きた人でないと得られない経験のようなものがあります。 若いうちからどんなに優秀で何でもできる人でも、年配者には叶わないこともあります。 長く生きていると、生きて行く知恵のようなものが身についてきます。 これはいろいろなことを経験しないと得られないことです。 高齢者になるにつれて、角が取れて正確に穏やかさが出てくるのは、いろいろな経験をした証なのではないかと思います。 若い時は体力もあるので、自分で何でもできると思いがちです。 確かに勢いだけでこなしてしまうこともあるかもしれません。 その分、数多くの失敗もしてしまいます。 失敗から学ぶことも多いので、チャレンジすることは大切だと思います。 それを何度も繰り返して、ようやく人生が少しわかりかけてきた頃、穏やかに過ごしていけるのではないかと思います。 年配者の深みのある話には説得力があるのも、こうした多くの経験を踏まえた上での話だからこそだと思います。 しかし、中には年齢だけを重ねても、中身は空っぽのままということにもなりかねません。 中身もきちんと年輪を重ねていきたいものです。 そして、年の甲にふさわしい人格を身につけて行きたいと思っています。

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一炊の夢

【漢字】一炊の夢 【読み】いっすいのゆめ 【意味】良き妻にも富にも恵まれ良い一生を終えた夢を見たが、夢から覚めると現実は米も炊きあがっていない短い時間だったという話から、人生の栄華は儚いものだと嘆く。 【例文1】一炊の夢のような生活をしてみたいもんだ。 【例文2】会社を経営してた頃は一炊の夢だった。 人間は誰しも楽して稼ぎたいものです。お金があればそれを元手にして増やそうと考えてしまいます。投資の世界には投資と投機の二種類あります。投資はリスクがつきまとうものですが、計画的に行っていけば財産は増えていきます。それとは対照的に投機というのはギャンブルのように一攫千金を狙うことであり、ハイリスクハイリターンの世界になってきます。仮に投機の世界で大儲けしたとします。そうすると金銭感覚がおかしくなるので、よりハイリスクハイリターンを求めてくるようになります。気が付いたら一炊の夢だったということが、昔からあります。カジノなんかでも胴元は最初に儲けさせてお客を夢中にさせます。そうすることで金銭感覚が鈍っていき大金を賭けるようになるからです。しかし何回か勝負をしているとだんだんと胴元は本気を出してくるようになります。最後は客の方が大負けをして勝っていたときは一炊の夢だったということが実際にあります。貯金をしているだけではお金は増えませんが、投資をしようと思ったときに投機となってしまった場合は、一炊の夢になることがあるので注意が必要です。将来のためにコツコツ働いていくのが一番いいのではないかと思います。

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