tedukurikotoba (2563)

彼を知り己を知れば百戦あやうからず

【漢字】彼を知り己を知れば百戦あやうからず 【読み】かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず 【意味】敵の実力と形勢を把握しておけばたとえ百回戦っても負けやしない。 【例文1】彼を知り己を知れば百戦あやうからずで相手チームの過去の試合を動画で見る。 【例文2】彼を知り己を知れば百戦あやうからずで対戦相手のデータを分析する。 彼を知り己を知れば百戦あやうからずは、やっぱり孫子のメッセージなくらいですから、非常に意味があり現実的にも役立ちそうな気もします。 特に対戦相手のいるボクシング、格闘技などは相手の情報をしっかりとリサーチするのは基本で全ての人がやってることでしょう。 もちろん、それは個人競技に限らず団体競技で敵のいる野球の場合でも同じでビデオなどの映像で相手側の特徴などをチェックします。 なので良いことわざとはいえるのですが個人的に、うがった見方をするとしたら、「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」は完璧なのか?ということです。 確かに自分や敵の情報を正確に調べてそれも正しいのなら勝てる可能性は高いといえます。 ところが幾度戦っても敗れることはないかは少々、疑問に思います。 それと、もうひとつの感想としては、自分も相手も「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」を実践してたらどちらが勝つのだろう?という点です。 そういう感じで見てみると、ことわざで教えてくれてる内容以外にも勝ち負けに関しての要素ってあるような気もします。 ただし、闇雲に闘うよりは当然ですが、「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」を参考にさせて頂いた方が心強いのは事実です。 現在は相手と対戦するスポーツなどはしてませんが、その機会があったとしたら確実に実践することわざです。

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一長一短

【漢字】一長一短 【読み】いっちょういったん 【意味】良いところもあれば悪いところもある。 【例文1】この物件は一長一短だから、他を探す。 【例文2】バイト求人を見ても一長一短だ。 一長一短とは、良い所もあるし悪い所もあるという意味です。 物だけではなく人の性格にも同じ事が言えます。 誰でも長所と短所があり、100%の悪人や100%の善人は存在しません。 この点は家探しも同じです。 私は何ヶ月も前から引っ越しを考えていて、賃貸の一戸建てや分譲マンション等たくさんの物件を見学しましたが、まだ住みたいと思う所が見つかっていません。 どの物件も一長一短があり決め手に欠けていて、今に至っています。 賃貸も分譲もまず予算である程度絞られるのですが、次に重視したいのが最寄駅からの距離です。 当然の事ですが、駅から近い物件は高くて遠くなるにつれて安くなります。 安い場合は他にも理由があって、線路沿いで電車の音がうるさかったり近くに墓地があったりします。 また、物件の近くにスーパーや銀行があるかどうかも快適に生活する為には譲れない点です。 部屋の設備に関してはトイレの中の手洗いや食洗機は装備されている所が多かったので、やっぱり一番気になるのは住環境です。 私の場合はまだ決断出来ていませんが、自分の希望を100%満たす物件は存在しないので、どうしても譲れないポイントを幾つか決めておいて、70%ぐらい満たされていれば引っ越しの決め手になるのではないかと思っています。

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蟻の穴から堤も崩れる

【漢字】蟻の穴から堤も崩れる 【読み】ありのあなからつつみもくずれる 【意味】堤防にできたアリが通るくらいの小さな穴でも放置しておけば堤防でも崩れてしまうので、小さな油断から大惨事にもなり兼ねないという意味。 【例文1】車の定期点検は、蟻の穴から堤も崩れるで大事である。 【例文2】蟻の穴から堤も崩れるから定期健診を受診する。 蟻の穴から堤も崩れる、という言葉があります。 意味としては、例え些細なことであっても、やがて大きな災いを起こすことがあるという内容です。 蟻のような小さな小さな事象でも、積み重なったり、傷口が大きくなると、収拾がつかなくなります。 例えば、最近の上場企業による不祥事がそれを物語っています。 品質のデータ改ざんは、最初はよかれと思ってやった些細な行為だと思いますが、月日が経過して常習化してしまったことで、大きな問題となっている一例です。 また、最近のホットな話題として大相撲の暴行事件も、早く対処せずにずるずると引きずり、最終的に横綱が引退するという、角界にとっては大きな災いになってしまいました。 これらの問題は、過去にもあったことで、その過去の教訓が全く生かされていません。 おそらく対岸の火事と思っていた節もあるかもしれませんし、ちょっとだけならという安易な考えが根付いていたと思います。 ニュースで不祥事や事件が報道されていますが、それらは決して自分の周りに起こらないという考えを捨て、起こる可能性があるという危機感をもたなくてはなりません。 事が起こってからでは遅いので、今のうちに小さな課題があれば潰しておくのがよいですね。

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身をもって

【漢字】身をもって 【読み】みをもって 【意味】自分自身が体験して初めてわかる。 【例文1】子育てを経験して身をもって親のありがたみを知る。 【例文2】社会人になって身をもって大変さを知る。 身をもってとは実際に自身が体験して初めて知ることです。 私は学生のころから自由気ままに生活してきました。 カラオケや友達との集まりで遅くなれば父に迎えを要請したり、これがほしいあれがほしいとねだれば誕生日やクリスマスでもないのに買ってもらったり、友達が行っている少し高い塾に通ってみたりと結構わがままを言ったものでした。(のちに気づく) 中でも一番のわがままは1人部屋がほしいとずっとゴネていました。だからといってではないですが、高校生になるとき学校から30分位の郊外に家を建てて引っ越ししました。嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。 あれから私も2児の母親になり、子育ての大変さを身をもって知ることになるのです。 子どもが今すぐ自転車がほしいと言ってもそんなに家計に余裕があるわけではありません。スイミングの送迎も二男の帰宅時間と重なりバタバタです。騒音で迷惑かけるから一軒家に引っ越したいなんて夢のまた夢です。私たち姉妹は私学に進学しましたが、わが子が2人私学に通うとなると家計は火の車になりそうです。自分が言えば思い通りになると思っていた子ども時代を反省しています。子育ての大変さと両親へのありがたみを身をもって知りました。お父さんお母さん本当にありがとうございます。

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尻が長い

【漢字】尻が長い 【読み】しりがながい 【意味】人の家を訪問してなかなか帰ろうとしない。長居する。 【例文1】保険の営業の尻が長い。 【例文2】訪問販売員の尻が長い。 尻が長いという言葉の意味は、話し込んでなかなか帰らない様子や、長居する様子をいいます。 例えば、会社の同僚が暇そうな感じで話しかけてきて、横にずっと座って話をしてくることはありませんか。 私はずっと忙しい状況を察しているかどうかわかりませんが、途中からイライラしてきて、あまり聞く耳をもって対応はしていません。 同僚であれば、「今忙しいから、あとにしてもらえる?」といえるのですが、これが上司の場合には、なかなかお断りすることができません。 特に、上司が図太い神経の持ち主であれば、尚更のこと、忙しくても対応しなければなりません。 そして尻が長いわりには、くだらない話ばかりで、全くの時間の無駄であったりします。 このような状況を察してか、最近、オフィスには集中ブースというものができました。 これは集中して仕事ができるように、またこのブースにいる場合は話しかけるのは原則禁止になっています。 話しかける場合には、チャットツールを用いることになっています。 このブースのおかげで、無駄話をする上司は減ってきていますが、集中ブースの席数は限られてますので、溢れてしまった場合には、尻の長い上司と話をしなければならない状況にはかわりありません。

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