tedukurikotoba (2563)

尻目に掛ける

【漢字】尻目に掛ける 【読み】しりめにかける 【意味】目ん玉だけ動かしてチラッと見る様子から、価値がないと判断して相手にしない。 【例文1】何言っても言うこと聞かない者には尻目に掛ける。 【例文2】わからず屋には尻目に掛ける。 自分は特に何か行動に起こしたり発言したわけでもないのに、なぜか尻目に掛けるような目つきを向けられた経験がある人はいませんか。 理由がわかっていてもわからなくとも、相手からさげすまされて快く思う人はあまりいないでしょう。 しかしそういう人と出くわしたらどうすれば良いのでしょうか。 これは難しいことかもしれませんが、相手のことを気に掛けないのが一番です。大体にして自分を蔑んでくる相手というのは、自分に対して興味があるということです。本当に興味のない人相手に、人は何か行動することはありませんから。そのため放っておけば、相手も自分に興味を失って次第に離れていくことが多いです。 なぜか相手が自分のことを尻目に掛けてきて、不快な思いをする人もいると思いますが、いちいち相手にしていても疲れてしまいますしエネルギーがもったいないです。もっと自分の成長になることにエネルギーを使ってみてはどうでしょうか。 現代では様々な差別や偏見、またはいじめが問題になっています。 表面上では尻目に賭けていないように見せかけていても、ふとした時に本音が出てしまうことがあります。 時には何気ない発言が、問題発言として問いただされてしまうことがあります。 おそらく本人には悪気がなく、悪く言えば勝手に口がしゃべったのかもしれません。 しかし、世間的にもある程度の地位にある人の発言とは思えないような失言が多いのも事実です。 長年の思考の習慣はそう簡単に変えられるものではありませんし、表面だけ取り繕っていてもすぐにボロが出てしまいます。 様々な差別や偏見、またはいじめをなくしていくためには、長い期間をかけて考え方を変えていくしかないのかもしれません。 子供は親の思考の影響を受けて育ちます。 そのため、昔ながらの差別や偏見が当たり前に環境で育ったならば、それを自分で意識的に変えていくしかないと思います。 ある時、自分が当り前だと思っていたことや、親の考え方が今の時代にそぐわないことを自覚することがあります。 自分の懐や視野を広げていかないと、そういったことが理解できないかもしれません。 誰かを尻目に掛けたような考えや言い方を意識的に改めて行く必要があると思います。

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綺羅星のごとく

【漢字】綺羅星のごとく 【読み】きらほしのごとく 【意味】外見が華やかだったり権力がある人がたくさんいる集い。 【例文1】今日の合コン相手は綺羅星のごとくでラッキーだった。 【例文2】綺羅星のごとくお見合いパーティに参加する。 先日、異業種交流会に参加してきました。以前から何度か参加してきたのですが、今回はそこで知り合った方から違う交流会を紹介して頂いたのです。紹介制ということでどんな方が集まるのかとても楽しみにしていたのですが、私でも知っているような有名な会社の方々もいます。勢いに乗っているベンチャーの方もいますし、本当に別世界のような感じでした。まさに綺羅星のごとく経営者達が並んでいるわけです。 皆さん成功している方々ばかりですので、どんなに大人しく地味な方でも独特のオーラを感じます。そんな方々と同じ会場にいると、何だか自分まで感化されていきます。皆さん、汚い言葉やマイナスな言葉は使わないのです。よく、成功者は前向きだと言いますよね。それを身をもって感じることが出来ました。そして、何よりフレンドリー。これは紹介制だからというのが強いのでしょうが、若手に対して押さえ込むような言動をする人はいませんでした。 私自身も、よく知っている会社の社長さんと少しお話しましたが何というか親戚のおおじさんと話しているような感覚。すごくフレンドリーなのに、人生の先輩としてのレベルの高さを感じさせられます。私もいつか同じように並び、綺羅星のごとく輝きたいものです。

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我を張る

【漢字】我を張る 【読み】がをはる 【意味】自分の考えを絶対に譲らない。 【例文1】彼はいつものごとく我を張った結果、仲間外れに遭う。 【例文2】我を張るから損をする。 私の兄嫁はとても綺麗な人なのですが、ものすごく頑固なんですよね。それはそれは、とにかく気の強いうちの母が折れてしまうほどに。ただ、とても綺麗な人なのでそのくらい気を強くしておかないと、やっていけないのかなとも思いました。世渡りのやり方は人それぞれですが、兄嫁の場合はそれがあまり良い方向にいかなかったパターンなのだと思います。 私とはわりと親しいので、友人をなくしたと言っていました。というのも、仲良しグループの一人がお姑さんと喧嘩してしまったそうです。内容としては、しっかり家事をやらないとかご飯を作らないとか。それに対して他の皆はお姑さんが悪い、友人は悪くないとかばったそうです。しかし、兄嫁にはそれが納得のいかないことだったんですよね。家事が得意ではないというわりに、毎日のように遊び歩いてるじゃない、それなら調べるとかまずやってみるとかすれば良いのでは?と言ってしまったのだとか。 きっと、グループの他の人も同じ考えだったのでしょう。しかし、自分には関係無いから言わないわけです。それよりも、人間関係が崩れて面倒になる方が嫌なんですよね。兄嫁はそれが出来ませんので、いかにもな女性グループの中だと味方をなくしてしまいます。最近は職場でも我を張ることでまた味方を失ってしまったそうです。正しいことを言えば全てが良い方向になるわけではありませんので、難しいなと思いました。 自己主張が強く、自分の言い分を何処までも貫こうとする人の行為を「我を張る」と言います。主に気の強い人に見受けられる傾向があり、その人の主張が正しければどうという事もありませんが、得てしてそう言う方に限って偏屈な言い分を無理に押し通そうとされます。この表現は欲張りな方にも使用する事があり、「我を張って握り寿司を50貫も食べた友人」という時があります。何か自分の考えを押し通すと言えば只の我儘な人の様にも聞こえますが、先に述べた様にそれが正しいのであれば何も問題はありませんし、寧ろ正しい事を臆する事無くやっているのですから、周りからすればこれ程有難い事はありません。面倒事に思える場面では中々我を張った態度は取れませんし、ましてや周りが目上の人ばかりで、自分の方が正しいのにその意見を出しにくい時があるものです。そんな時でも堂々と自分の意見を言い通せる我を張れる人は、大物と言うしかありません。余程自分に自信があるか、周りの空気を読めない人かのどちらかであると思われますので、出来れば空気が読めない奴と思われたくはないものです。自分を貫くというのは誰にでも出来る事ではありませんので、もし身近にそんな方がおられる方は大変な思いをする事もあるかもしれませんが、もしかしたらいざという時とんでもなく頼りになる助っ人になってくれるやもしれません。

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一得一失

【漢字】一得一失 【読み】いっとくいっしつ 【意味】利益にもなるが損失もある。 【例文1】この立地は一得一失なので再検討する。 【例文2】一得一失で商談不成立。 一得一失はどちらかが得をしてどちらかが損するという意味ですが、物事を上手く進めるなら、一得一失からwin-winの関係に持っていくと円滑に物事が解決するようになり、お互い利益が出せるようになっていきます。例えば、Youtuberなどがネットで活躍していますが、テレビに出ると一得一失になるという人がいます。ネットで活躍してるのにテレビに出ると叩かれてしまう人も中にはいるほどです。どうしてそうなるかというと、ネットとテレビは敵対視している部分が少なからずあるからです。テレビはテレビだけでやってろという考えを持つ人がいるからで、テレビ側から見てもネット側から見ても互いに一得一失と考えているようです。しかし、人気者のYoutuberがテレビに出たとしたら、ネットを見ている人でもテレビを見るようになりますし、テレビしか見てない視聴者もYoutubeに興味を持つようになってきます。そうした点ではお互い利益がでますから、一得一失からwin-winの状況を作り出せていけます。何事においても一得一失は付いてきますが、人間関係や仕事などを向上させるのであれば、お互いが理解し合うことで前に進んでいけるのではないかと思います。一得一失は結果的に自分も損をしてしまうことになるので、win-winを常に意識していくことが大事ではないでしょうか。

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合わせる顔がない

【漢字】合わせる顔がない 【読み】あわせるかおがない 【意味】恥ずかしかったり申し訳なくてその人の前に顔を出すことができない。 【例文1】友人に紹介してもらった職場を1ヶ月で辞めたので合わせる顔がない。 【例文2】無職で親に合わせる顔がない。 意外とズケズケと言いたいことを言います。 言わないと伝わらないし、影でコソコソ言うのは気持ちが悪いからです。 それは相手が誰であれ、そうありたいと思っています。 人によって態度を変えるのはなんだかかっこ悪い気がするからです。 自分なりにポリシーを持っていて、それを貫きたいという気持ちはほかの人より少し強めかもしれません。 ある時、友人の彼氏から告白されたことがあります。 友人とはとてもいい関係を築いていて、なんでも言い合える心地良い関係性でした。 もちろん彼氏とのこともある程度話してくれていました。とてもいいお付き合いをしているように把握していました。 それが、突然の告白。 友人が選んだ人、もちろん素敵な人に決まっています。 ですが、そんなことよりも友人が大事だし、友人の彼氏を選ぶことは絶対にありえません。 だけど、わたしがどうしたところで、この告白が友人とわたしの間に壁を作るであろうことは予測できるし、わたしが友人だとしたら大好きな彼氏が友達を好きになってしまったらもう顔も見たくありません。 友達が彼氏を選ぼうが選ぶまいが、です。 さすがのわたしも合わせる顔がないし、やましい気持ちがないにせよ自然に接することは難しくどうしても気まずくなり、その後友人が新しい恋をするまでの間、空白の期間を過ごしました。 女の友情ってその程度なんですよ。

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