tedukurikotoba (2563)

顔色なし

【漢字】顔色なし 【読み】がんしょくなし 【意味】圧倒されてどうにもできない。 【例文1】相手チームのジャンプ力の高さに顔色なし。 【例文2】主将のキック力に顔色なし。 仮想通貨のビットコインが過熱しています。2017年の1月に10万円の価値だったのが、11月になると100万円の値を付けていき顔色なしの状態になってきました。本来ビットコインはネット内の取引だけに使われるはずでしたが、お店でも決済ができるようになり、クレジットカードの代わりになってきました。ニュースや雑誌などでも取り上げられるようになり、危険な通貨だといわれながらも上昇していきました。個人投資家が参入してくるようになり12月に入るとあっという間に200万円を突破していきました。これには市場関係者も顔色なしでした。短期間で上昇しているのでバブルなのではないかという声も聞かれるようになってきました。一旦185万円近くまで暴落していきましたが、まだ買う人がいるようで再度200万円を突破する勢いが出てきています。2009年に登場した当初は1ビットコインは0円でした。ほとんど誰も相手にしない通貨で買い物すらできないほどの価値でしたが、次第に伸びてきて2015年あたりから急速に知れ渡るようになってきました。2018年に世界の中央銀行総裁が集まって規制に乗り出すのではないかという話も出てきているので、仮想通貨バブルは今だけのものなのかもしれません。

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意に介さない

【漢字】意に介さない 【読み】いにかいさない 【意味】嫌な批判など気にしない。 【例文1】彼は無神経なので意に介さない様子だ。 【例文2】何にでも無頓着で意に介さない。 私の地元にはちょっと有名な定食屋があります。ボリュームがあって安くて、大学生がよく通うようなお店ですね。お金がない時にはつけ払いにさせてもらったり、中にはちょっとしたアルバイトをさせてもらったという学生さんもいます。私自身大学生の時には何度か通いました。怖い旦那さんと怖いおかみさん。でも、それは見た目だけ。マナーの悪い客を怒ったり店に入れないというのは、他のお客を守るためでもあります。今の言葉で言うとツンデレなのでしょうか、第一印象は怖いのですが、話してみるととても優しいご夫婦なのだと評判です。 このお二人の面白いところは、世間からの評判を全く意に介さないところです。自分達が正しいと思ったことをしています。ボリュームのありすぎる定食やお弁当に対してはメタボになるだの言ってくる人もいますし、マナー良く食べろという方向性に対しては難色を示す方もいます。 しかし、意に介さないのも当然のこと。なぜなら、特別なことを無理にやらせているわけではありません。狭いし置く場所が無いのでベビーカーの客はお断り、禁煙だから喫煙者もお断り。ボリュームがあることも書いているのに、何故か文句を付けて来る人がいます。そんなやかましい世の中において、見事に自分達を貫いていますよね。

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案の定

【漢字】案の定 【読み】あんのじょう 【意味】予想通りに悪い事が起きる。 【例文1】案の定、言った通りになったじゃないか。 【例文2】案の定、事業が失敗した。 思っていた通り、予想通りの展開になることを「案の定」といいます。子どものころは、国語の授業でこの言葉を学び、教科書の物語の中に出てくるちょっと難しい言葉というイメージでした。ところが、経験を重ねていき大人になるにつれ、この案の定という言葉がとても身近に感じられるようになりました。それは、物事の見通しをたてられるようになったからに他ならないのですが、あまり喜ばしくは思えません。それは、案の定という言葉を使うときには、どちらかというとマイナスな方向にことが進むと予想するからです。 特に、子どもが生まれてからは、子どもがいろいろなことをやらかし、親に手をかけさせます。「あー、そんなことすると大変なことになる」とヒヤヒヤし、案の定そうなるというパターンがしょっちゅうです。でも、そこで案の定と感じるのは大人だけで、子どもにとっては何もかもが新しい発見。それを予想できるからといって手を回してしまうのは過干渉です。 大きな怪我につながるような危険なことや他人に迷惑をかけるのが明らかなことに関しては、案の定そうなるという前にもちろん止めなければなりません。しかし、そうではない場合は、たとえ大人が失敗を予測できたとしても、そっと見守ることも必要です。それが、子どもに自分の力で案の定を使える機会を与えることにつながるからです。

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四六時中

【漢字】四六時中 【読み】しろくじちゅう 【意味】一日中。ずっと。 【例文1】四六時中彼女のことばかり考えている。 【例文2】四六時中デートプランを考えている。 小さな子どもと一緒に暮らしている人、特に幼稚園や保育園にも通っていないくらいの乳幼児の親は、一日じゅう子どもと一緒に過ごしていることになります。 生まれたばかりの赤ちゃんは、泣くか寝ているかで、泣いていれば抱っこしたり、お乳をあげたりオムツを換えたりします。寝ていても息をしているか気にしたり、うつぶせになっていないか確認したり、放っておくわけにもいかないのです。お世話をしているうちにあっという間に時間が過ぎていき、自分の時間はほとんどありません。 ある程度大きくなると、今度は動き回っていろいろなものを触るようになっていきます。そうすると誤飲や怪我の心配が出てくるので、生まれたばかりの頃とは違った大変さがあります。 そんな風に四六時中、子どもと向き合っている期間が幼児期のはじめのうちですが、子育てが落ち着いた頃振り返ると、大変だったことは意外と忘れていたりするものです。そう、四六時中子どもといられるなんて、ほんの数年間なのです。育児の真っ最中だと、なかなかそんな風に思う余裕を持つことが難しいものですが、しんどくなったら「今だけの時間」と思うようにすると、違った気持ちで子どもと過ごせるようになるかもしれません。

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気を利かせる

【漢字】気を利かせる 【読み】きをきかせる 【意味】その場の状況に合わせて気遣う。 【例文1】友人たちが気遣って彼女と二人きりにしてくれた。 【例文2】お先にどうぞと気を利かせる。 子どもが生まれ、今までの生活とは一変して家事や育児に追われる毎日が始まり、慌ただしく生活している今日この頃です。主人はというと、妊娠10ヶ月の時に転職を決め、面接に行き、見事、子どもが生まれる前の週に仕事が決まったところでした。子どもが生まれて、今までの有給の消化で毎日主人は家にいました。 が、主人は今まで仕事に出ていたからか、家事も一切手伝わず、子どものお世話もせず、なぜか、毎日朝から家を出て昼前に帰ってきてテレビを見ていた日を過ごしていました。そうです、子どもが生まれても何も変わらずに過ごしていました。 子どもが寝ている間にご飯を作り、引越しの荷造りをし、洗濯をし、色々重なって頭も身体も悲鳴をあげていました。気を利かせて、なにかを手伝う事は一切ありませんでした。 子どもが泣くと、おーい泣いてるよー。俺じゃ泣き止ませられないから早くしてー。といい一切触れず。 気を利かせて、家事を手伝うこともありません。 うちの主人は言ったらやってくれるけれども、気を利かせる事を知らない人だったのです。

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