tedukurikotoba (2563)

肝胆相照らす

【漢字】肝胆相照らす 【読み】かんたんあいてらす 【意味】お互いに打ち解けて親しく付き合う。 【例文1】肝胆相照らす友人達のおかげで人生楽しく過ごす。 【例文2】地元の同級生は肝胆相照らす仲だ。 先月、非常にショックな出来事がありました。それが、新入社員の頃からずっと仲良くしてきて、時には競い合ったり励まし合ってきた大切な友人が海外に異動することが決まったことです。恥ずかしい話ですが、お互いの部屋を何度も行き来して、同じ部屋の中でおならまで出来てしまうような仲。やはり社会人になると、ここまで親しくなれる同性の友人なんてなかなか出来るものではありません。まさに、肝胆相照らす仲だったのです。 私はフリーランスになり、彼女は別の外資系に転職。お互い色々ありました。体のこと、結婚のこと。何かがあった時に相談するのはいつも彼女。彼女の相談を聞くのも私。そんな彼女の海外への異動です。外資系で本社への転勤ですので、実力主義の会社ではあるものの出世コースに入ります。女性でも実力があれば平等に評価してもらえるから、そう言って彼女は外資系に転職していきました。まさに望んだ通りの結果が出ているわけです。とても喜ばしいことなのです。 私は結婚しましたし、今までにも色々なことが変わっていきました。私達の関係も少しずつ変化はしていますが、肝胆相照らす仲であることは変わりません。海外に行っても、これからも、それだけは決して変わらないのだと思います。

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犬も歩けば棒に当たる

【漢字】犬も歩けば棒に当たる 【読み】いぬもあるけばぼうにあたる 【意味】でしゃばると思いがけない災難に遭う。または何でもいいからやってみると思わぬ幸運に巡り合う事がある。 【例文1】旅に出れば新しい出会いがある。犬も歩けば棒に当たるというからね。 【例文2】自治会長に立候補したばかりに家族サービスが減り、犬も歩けば棒に当たる。 犬も歩けば棒に当たるということわざは、でしゃばってしまうと災難にあってしまうこと。そして、どんなことでもまず挑戦してみれば思ってもいなかった幸運に当たることがあるという意味があります。先日、私はこのことわざの両方の意味を一日で体験することとなりました。 その日は取引先との打ち合わせがあったのですが、先方の担当者が遅刻してしまいました。聞かされた理由は納得のいくものでしたので2時間ほど待つことに。その時、違う取引先でどうしても人手が足りないから誰か送れないかと連絡が来たのです。2時間遅れると言われていましたし、オフィスはすぐそこ。私が出来る作業内容でしたので、少しお手伝いすることに。 しかし、時間が迫っているので帰りたいと伝えても後少しだからと帰してもらえません。数年に一度の修羅場だったので向こうもテンパっていたみたいです。おまけに外部の人間だと知らない上の人が来て何故か私が説教されてしまったり。本当に災難でした。 結局当初の予定から3時間後に連絡することになったのですが、遅刻してきた方は私にも何か事情があったのではないかと待っていて下さったそうです。元々良い方だと思っていたのですが、心配して気遣ってくださったことにぐっと来て寄りかかってしまったんです。すると、肩を優しく抱いてくださって。以前から好意を抱いていた相手なので、衝撃的に嬉しかったです。

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足手まとい

【漢字】足手まとい 【読み】あしでまとい 【意味】行動する時に煩わしい者。 【例文1】バーゲンセールに幼児は足手まといになるので祖母に預けて行く。 【例文2】ケガをして足手まといになる。 音楽やスポーツの世界で団体で行う際は一人でも練習をサボってしまうと、みんなの足を引っ張ってしまうことになります。 例えばバンドの練習をするとき各パートの練習をしてこないと、演奏そのものがバランス崩れて足手まといになってしまいます。どのパートも重要になるものばかりですが、とくにベースとドラムはリズムの基本となるので、練習してこないとテンポが合わず足手まといとなります。練習をしてきてからスタジオ入りするのと、しないでスタジオ入りするのとでは、演奏に大きな開きがあるので練習だけはしっかりやっておいて欲しいものです。 野球や他のスポーツでも同じことがいえますが、みんなが協力してやるものに関して、一人だけ練習をサボるとその人はエラーばかりするようになってしまいます。ぶっつけ本番でやろうとする人が一人でもいるとそのチームの足手まといになるので、やはり練習だけはきちんとしておいた方がいいと思います。チームがうまくまとまって貢献できるようになるには、一人ひとりが努力をしているはずです。足手まといにならないように決められた課題は、各自こなすようにしていくと全体的にまとまっていき、いい結果が残せるようになります。

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心血を注ぐ

【漢字】心血を注ぐ 【読み】しんけつをそそぐ 【意味】全力を尽くして物事を行う。 【例文1】心血を注いだ作品が完成した。 【例文2】部活に心血を注ぐ。 テレビ東京で話題になっている「池の水を抜いたらどうなるのか」の放送があるときは欠かさず見ています。ペットとして飼われていた亀や魚を池に放流して、何十年と歳月が経つにつれ巨大化していきます。普段何気なく見ている池でもいろんな外来種が生殖するようになり、日本古来の在来種の数が激減してしまうのです。番組では気軽な気持ちで池の水を抜いたら何が出てくるんだろうというネタで放送を開始しましたが、いざ水を入れ替えてきれいにすると思いもかけない出来事が起こるようになってきました。心血を注ぐ思いで水を抜いていくわけですけど、地元の人々の協力がないと出来ません。大きな池になるほど住民の協力が必要となり、みんなが一丸となって心血を注ぐ気持ちで水を抜いていきます。水がきれいになってからしばらくすると、カワセミがやってきたというニュースを見たこともありました。カワセミは水が透明でないと来ることがない鳥です。池の水を抜くという単純なテーマで始めた番組なのに、地元の協力が得られて人々の気持ちが一つになったり、自然の大切さをみんなで分かち合うことができるので、とても良い番組だと思いました。これからもシリーズ化していくようなので、心血を注ぐ気持ちになる姿を見ていきたいと思っています。

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気を取り直す

【漢字】気を取り直す 【読み】きをとりなおす 【意味】元気を失くしたけど再び気持ちを前向きに進める。 【例文1】さあ後半戦は気を取り直していこう。 【例文2】気を取り直して再建を考える。 資格を持っていると仕事に有利だといわれたので、本を買って通勤しながら勉強をしていました。しかし肝心な模擬試験になるとぜんぜんわからなくて、合格点には満たなかったのです。このままでは本番の試験でも合格点に達しないことがわかってきたので、気を取り直す覚悟で本気で取り組みました。どの資格でも同じことがいえるのですけど、テキストと過去問題集はセットで購入した方がいいと思います。テキストだけやっていても問題を多く解かないと実際の試験で落ちてしまうことがあります。勉強をしてわかっているつもりでも、問題を解いてみて初めて理解してないことがわかってきます。試験前に一夜漬けでやることもありましたが、いずれも合格することはなかったので、気を取り直してもう一度整理して時間をかけてゆっくり勉強することにしました。通勤でも勉強できなくはないですが、集中できないのでなかなか前に進むことができません。資格で合格ラインに達するには家でゆっくりやった方がいいと思います。試験の一週間ぐらい前になったら休日は一生懸命取り組むようにすると、合格点に達するようになっていきます。試験を受けて落ちてしまったら、どこがいけなかったのかよく反省して気を取り直すことで合格できるレベルになってきます。

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