tedukurikotoba (2563)

機に乗じる

【漢字】機に乗じる 【読み】きにじょうじる 【意味】その場の状況を見極めて行動する。 【例文1】機に乗じて独立して起業する。 【例文2】機に乗じて彼女に告白する。 【例文3】機に乗じる時が来た。 私は物事を行うためには、タイミングが必要だと日々感じています。 予定していたことがすんなり進まないこともありますが、そういう時は機が熟していないのかもしれません。 そういう時に無理して行っても、労力だけ費やしてしまい、結局上手く行かないこともあります。 必ず好機というのがあるので、その機に乗じて行うことが必要です。 その好機を待つことも大切ですし、きちんと見極めて行動することが肝心です。 これとは少し違い意味かもしれませんが、思い立った時が好日というのもあります。 確かに以前から予定していたことをやるのと、思い立った時に行うのでは、タイミングが変わってくるのかもしれません。 思い立った時はもしかしたら、気に乗じる好機なのかもしれません。 とは言え、やはり先のことはある程度見通しておきたいものです。 その中で好機を見極め、実行していく方が私には向いているような気がします。 ですが、頭で考えていても、時には予想外の行動に出てしまうこともあります。 予測不可能なことは世の中にはたくさんあり、それが上手くいくためには、あまり考えすぎないことが大事なのかもしれません。 普段、自然に接することが多くなると、機に乗じるタイミングを見極めやすくなるような気がします。

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肩を入れる

【漢字】肩を入れる 【読み】かたをいれる 【意味】味方に付き援助する。 【例文1】惚れた女に肩を入れる。 【例文2】我が子に肩を入れる。 「肩を入れる」という言葉は、一緒にその荷を担ごうと援助するということから発生したらしいのです。 お祭りなどのときにお神輿を担ぐ担ぎ手はまさに肩を入れて、たくさんの人が力を合わせて重いお神輿を、わっしょいわっしょいと運んでいきます。 お祭りが大好きなベテランの担ぎ手の肩には、大きなこぶができていたりします。 痛いのではないかと思うのですが、本人はお神輿を担ぐということが嬉しくて楽しくて、笑顔でわっしょいわっしょいとやっています。 神様もきっと担いでいる間は痛くないように、何か特別な魔法でもかけているかもしれません。 肩を入れることを肩入れするとも言います。 一時その人気が低迷したこともあった大相撲は、場所が開催されるたびに満員御礼の幕が土俵の上にある屋根にスルスルと下りてきます。 ちょっと見に行こうと思ってもチケットが簡単には手に入れられないというくらい。 人気のある力士の取り組みにはたくさんの懸賞旗が登場します。 これは、その取り組みに注目していたり、どちらかの力士に肩入れしている人が応援して懸賞金を出すというものです。 応援している力士が勝ってこそ、懸賞金はその力士の手に渡るので、対戦相手が勝ってしまっては肩入れも形無しということでしょうか。

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折り紙付き

【漢字】折り紙付き 【読み】おりがみつき 【意味】確かな品質の保証がある。 【例文1】折り紙付きのブランド品を買う。 【例文2】折り紙付きの商品を宣伝する。 【例文3】折り紙付きの恋人を親に紹介する。 「折り紙付き」の折り紙はあの折り紙ではない? その言葉の意味や使い方はわかっているのに、実はその言葉の一部を誤解しているというケースがあります。「折り紙付き」という言葉も誤解されやすい言葉ではないでしょうか。 用例としては「あの寿司屋のネタのグレードは折り紙付きだ」、「このメーカの機能性の高さは折り紙付きだからおすすめしますよ」、「彼の営業力は折り紙付き」というように使われます。 かんたんに言うと「品質保証されている」とか「本物だ」という意味と考えていいでしょう。 ところで、この「折り紙」を、紙を折って遊ぶ折り紙だと思っている人は少なくないのではないでしょうか。それは、間違い。この折り紙は、鶴など折って遊ぶ折り紙遊びとはまったく縁がありません。 折り紙付きの折り紙は、紙を横半分に折ったもので、文字が書かれています。平安末期に公式の文書や、ものを贈る際の目録として用いられたのが始まりだとか。 それが、江戸時代になると、高価な美術品や刀の鑑定書として使われるようになりました。ここが、ポイント。今でも掛け軸や茶器などには、「これは間違いなく雪舟の絵ですよ」というような鑑定書がついていることが少なくありません。 これが、つまり「折り紙」なのです。意味や使い方は間違っていなくても、「折り鶴の折り紙」だと思っているというケースは少なくないはず。知っていると、ちょっと人に教えたくなるマメ知識ではないでしょうか。 公私のどちらであっても良いのですが、折り紙付きの実力者ともいえるような人に出会ったことはありませんか。時折テレビなどでも、信じられないような芸当を持つ人が出てきますよね。では皆さんに考えていただきたいのですが「音楽に関する凄い才能」といわれると、どんな人を思い浮かべますか。 「音楽に関する凄い才能」といわれると、絶対音感を想像する人がいるでしょう。もちろんそれも凄いですが、中には「一度聞いた曲をそのまま再現できる人」もいます。たとえばその場で曲を流したら、その曲のメロデイをピアノで弾くような人のことです。しかもただメロディを弾くだけではなく、メロディに適した伴奏も弾ける場合だってあります。メロディなら絶対音感を持っていなくてもなんとなく再現できる人はいますが、伴奏もあわせるとなるとかなり大変な作業です。それに絶対音感を持つ人でも、伴奏をあわせるというのは難しいことですし、作曲をするときもどんな伴奏が良いかで、悩む作曲家の人もいるくらいです。つまり「一度聞いた曲をそのまま再現できる人」とは、音楽関連でいえば折り紙付きの実力者といっても過言ではないと考えられるでしょう。 このように折り紙付きの実力者というのは、信じられないような能力を持っていますよね。ですがどんな人であっても、もしかすると凄い力が秘められているかもしれません。まだ知らないだけで、自分にも凄い才能があるかもしれませんよ。

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一念発起

【漢字】一念発起 【読み】いちねんほっき 【意味】これまでの考えを改め物事を成し遂げようと決意する。 【例文1】どうせなら一念発起して1番を取ってみせる。 【例文2】一念発起して大学受験に励む。 【例文3】一念発起して起業する。 三日坊主というのは「一念発起」をしてやり始めたにもかかわらず、続かなかったという場合に使われることが多い言葉です。 この三日坊主を何度やってきたことだろうと思います。 子どもの頃の夏休み、毎日少しずつ宿題をやっていこうと初日に決めるのですが、それはほんとうにその日で終わってしまうか、二日、三日と頑張っても続かないということがほとんどでした。 大人になっても三日坊主の経験は山のようにあります。 結婚したときに、そうだちゃんと家計簿をつけようと思ったのに、その月の月末までも続かなかったのでした。 言い訳はたくさんあって、この場合の言い訳は我が家は商売をしていたので親のどんぶり勘定が身についてしまって、サラリーマンの家の子のようにきちんとした家計管理は無理だというものでした。 夫は笑っていましたが、ふたりとも特に無駄遣いをするタイプではないので、結局今に至るまでどんぶり勘定でやってきました。 貯金はできませんが、お互いに適当なのでけんかをすることもありません。 三日坊主ではないことと言えば、食べることでしょうか。 体が丈夫で入院して絶食という経験もないので、これは誰が何といっても食べない日は無かったので、強く心に誓った訳ではありませんが、ずいぶん長いこと続いています。

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頭が痛い

【漢字】頭が痛い 【読み】あたまがいたい 【意味】困難な問題が解決せずに悩む。 【例文1】借金の返済問題で頭が痛い。 【例文2】会社倒産の危機で頭が痛い。 【例文3】売り上げが上がらず頭が痛い。 「頭が痛い」ほど悩んでいます。解決が難しい問題を心配したり、悩むこと。まさに、息子の話です。 うちの息子は、大の勉強嫌いです。勉強があるから、学校に行きたくないというほど、嫌いです。小学校1~2年生の頃はそんなこと言っていませんでした。 しかし、学年が上がるにつれてだんだん勉強が難しくなってきました。そして、 「勉強嫌い、勉強があるから学校は嫌だ」というようになりました。それでも学校にはちゃんと行っています。好きなのは、体育と休み時間のみだそうです。5年生の3学期には、勉強がわからないからと、とうとうそれを理由に学校を休みました。でも、幸い2日間だけです。3日目からは行きました。英語も小学校でやるようになったので、英語も苦痛のようです。周りの友達は塾や公文に行っている子どもが多いので息子にも言いました。塾に行く?英語に行ってみる?でも返事はノーです。勉強が大嫌いな息子は塾や、英語など勉強系の習い事は一切、行きません。それもかたくなに拒否します。 勉強がわからなくて学校を休んだり、わからないのに塾にも行こうとしない。英語も習おうとしない、そんな息子に今から頭が痛いです。現在小学6年生。来年の4月からは中学生です。もっと勉強も難しくなるし、受験もあります。この先、乗り切っていけるかとても不安です。

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