tedukurikotoba (2563)

桂馬の高上り

【漢字】桂馬の高上り 【読み】けいまのたかあがり 【意味】 【例文】 将棋をご存知の方には釈迦に説法ですが、桂馬の進み方は左右どちらかの斜め目前に一つ、そして前へ一つ、という少々変則な進み方です。若人よ、「桂馬の高上り」たれ! 将棋をご存知の方には釈迦に説法ですが、桂馬の進み方は左右どちらかの斜め目前に一つ、そして前へ一つ、という少々変則な進み方です。そして進路上の他の駒を飛び越えて進める代わりに、後ろへは下がれません。 この様な桂馬独特の進み方から、桂馬の高上りとは、深慮なく飛び出して失敗する事、実力のない人間が不相応な地位について苦労・失敗する事を表現しています。ですから前向きな諺ではなく猪突猛進や無暗に突出し過ぎる事への戒めで、この手の失敗は元来は若い人に多々あるものではないでしょうか。 しかし昨今の若い人には金銭欲、物欲、出世欲、果ては性欲に至るまでその欲求が少なく、適当に、程ほどに、生きて行くのに必要最低限あればそれで良いとする若者が増えているそうです。 これらの欲望が強いからこそ、若者には桂馬の高上がり的な行動が多かった筈なのです。そしてその事は良い勉強や経験になり、将来への素晴らしい財産となったに違いありません。 その意味では、桂馬の高上りが許される事が若者の特権であり、逆に成長の為には通過するべき道なのではないでしょうか。それでこそ、桂馬の高上りの本当の意味や怖さを知る事が出来るのです。 若人よ、桂馬の高上りに向かってまっしぐらに走りましょう。そうでなければ日本の将来は真っ暗です。

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軍配が上がる

【漢字】軍配が上がる 【読み】ぐんばいがあがる 【意味】勝敗が決まる。 【例文1】さあ勝敗はどちらに軍配が上がるか? 【例文2】西に軍配が上がる。 【例文3】反対運動は住民側に軍配が上がる。 プロ野球のセリーグ、パリーグそれぞれのリーグ優勝チームが決定しました。 しかし、これからクライマックスシリーズに突入し、日本シリーズに進出するチームを決定します。 わたしの贔屓球団は今年ありがたいことにV奪還を果たすことができました。 シーズン途中まで今年は楽天さんの強さが際立ち、今年は無理だわ楽天さん強すぎ・・・と思っていましたが、楽天さんの謎の失速のお陰で我が贔屓球団に軍配が上がりました。 しかし、ここからが勝負です。 セリーグは恐らく赤いチームが日本シリーズに上がってくることが予想できます。 個人的には赤いチームのファンはマナーが悪く不快な気持ちになりたくないため、赤じゃないチームが上がってきてほしいのですが。 でも、ここでうちに軍配が上がる→赤いチームのファンを黙らせたいのです。 最近、セリーグ内で赤いチームファンのマナーの悪さが指摘されています。 日本シリーズではマナーを守り、気持ちよく野球観戦がしたいものです。 無駄なチケットの買い占め、ビジター席以外の席でのお祭り騒ぎなどが絶対にないように、赤いチームも注意奮起などしていただきたいなと思います。 赤いチームはファンの言動を黙認しているようなので。

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気に病む

【漢字】気に病む 【読み】きにやむ 【意味】思い悩む。 【例文1】メタボ診断を気に病んで外食を控える。 【例文2】業績不振を気に病む。 【例文3】老後の生活を気に病む。 日本人は特に人目を気にする傾向があるのではないでしょうか。集団や公共のルール、規律を重んじる性質からきているのかもしれません。そのため公共の秩序が保たれ、礼儀正しくあることができるのでしょう。ただ必要以上にルールや規律に縛られると窮屈になります。他の人や集団から浮いていないか気にするようになったり、浮くことを恐れるようになったりすると息苦しさになるでしょう。特に閉鎖的な田舎では人と違うようなことを嫌がり気にする傾向が強いでしょう。人から見ておかしくないか過剰に気にすることがありますが、自分が気にするほど人は見ていません。人の目を気に病むほどではないのです。 わたしたちは学生のころから同じであることを求められます。昔よりゆるくはなったと思いますが、学校では校則があり全学生が同じ制服で学校によっては靴下も学校指定のところもあるでしょう。 そのような環境で子どもから若い頃を過ごすことで同じであることで安心し、違うことを嫌がるようになるのかもしれません。個性の時代とも言われますが、今までの習慣風習はなかなか変わらないでしょう。人が他と違うことを認めることで自分も他と違うことを気にしなくなるでしょう。

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肩を並べる

【漢字】肩を並べる 【読み】かたをならべる 【意味】相手と同等の能力になる。 【例文1】入部1年で先輩と肩を並べるまで成長した。 【例文2】今では母と肩を並べるまでに料理を作れるようになった。 【例文3】ようやく父と肩を並べるまでに作業ができるようになった。 成人して数年経つけれど、未だに大人になったと言う実感がなく時々焦りのようなものを覚えます。 コーヒーもお酒の味も好きになれなくて、好物はオムライスやハンバーグで、趣味はゲーム。これだけ書くとまるで小学生のようです。 結婚や一人暮らしをすれば自然と精神が成熟していくのでしょうか。今のところ実家を出る予定はないけれど、一度考え直してみた方がいいものか。 小さい頃は年を取れば体も心も皆大人になるのだと思っていました。でも実際に二十歳を迎えた時、まだまだ自分は未熟者で足りないものがたくさんありました。 仕事に就いても、運転免許を取得しても、それだけで大人になったとは言い難い気がしました。 私の両親は20代で結婚しました。私が生まれた時、母は26歳、父は25歳でした。幼い私にとって両親は立派な大人でした。 もうすぐあの頃の両親と変わらない年になります。それが焦りをグンと加速させている気がします。 あの頃の両親と比べて自分はなんと子どもなのだろうかと。 今でも両親は尊敬出来る存在で、肩を並べることを考えるなんておこがましいかもしれないけれど、早く一人前になって両親を安心させたいのです。 今は新聞を読んだり、料理のレパートリーを増やせるよう努力していますが、他に何が出来るだろうかと思案する日々です。

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音頭を取る

【漢字】音頭を取る 【読み】おんどをとる 【意味】先頭に立ってまとめる。 【例文1】結婚式で社長が乾杯の音頭を取る。 【例文2】新年会のあいさつの音頭を取る。 海外文化(外人の参入)により、多少は改善されてきたとは思いますが、日本人は音頭を取るということに積極的ではありません。 昔からの文化なのでしょうか。率先して前に出ることを嫌います。逆に、率先して前に出る人はとても重宝されます。重宝されるとわかっていても、自分自ら音頭を取るということをしようとはしない人が大半です。 そのくせ、その音頭を取っている人が気に食わなかったり、自分の心の内に秘めた思いと違う方向に話が進むと、陰口をたたき、あたかも「私はかわいそう」的にふるまい、同情を買おうとします。 先頭に立って音頭を取ることは並大抵の力ではできません。それが大きな母体になれば、身を粉にして働いても追いつかない場合もあります。それを率先して引き受けてくれた人は、責任感があり、頼りがいのある人間でこそあれ、陰口を叩かれる必要はないと思います。そこまで陰口いうのであれば、あなたがやってみろとも言いたくなります。 最初に音頭を取る人を決めるときはそこにいる全員が並列です。決まった後に上下関係ができただけです。陰口を言う人も最初は並列だったわけですので、音頭を取る人間になるチャンスがあったはずです。それをせずに逃げたわけですので、ちゃんと支えあって、助けていくのが筋ではないのでしょうか。

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