tedukurikotoba (2563)

一富士二鷹三茄子

【漢字】一富士二鷹三茄子 【読み】いちふじにたかさんなす 【意味】富士山は日本一の山で不死とかけられている。鷹は強く勇ましい、茄子は成すとかけ初夢に見ると縁起が良いと言われる。 【例文1】初夢が一富士二鷹三茄子だったので、良い事が起こりそうな気がする。 【例文2】一富士二鷹三茄子でも夢見て床に就く。 【例文3】一富士二鷹三茄子の初夢が叶う。 初夢に見ると縁起がいいとされるのが、一富士二鷹三茄子。古くから言われていることですが、今でも使われることが少なくないのは、その調子のよさと、三つが意外な組み合わせだからではないでしょうか。 富士山と鷹はともかく、三つ目の「茄子」に関しては、「なんで縁起がいいの?」と疑問の思う人は少なくないはず。どうしてこの三つになったのか、なぜ茄子が入っているのかについては、ちょっと調べてみただけでも、いろいろな説があることがわかりました。 まず、「徳川家康の好きなもの」という説。富士山は日本一の山ですし、駿河国にゆかりのある家康が好んだというのもうなずけます。また、家康は鷹狩りが好きで、茄子が好物だったために、この三つになったというわけです。 「駿河国の名物」という説もありますが、これも家康がらみの説と考えていいでしょう。 そのバリエーションとしては、「駿河で高いもの」というちょっと変わった説もあるようです。富士山が高いことは言うまでもありません。「鷹」は富士山に次ぐ高さの愛鷹山を表します。ここまではなるほどと思いますが、三つ目の茄子は「初物の茄子の値段が高いから」という理由で、これは少々苦しいのではないでしょうか。 また、「富士」は「不死」につながり、「鷹」は高く飛ぶところから出世に通じ、「茄子」は「成す」につながる、もしくは茄子は実がたくさんつくところから、子宝や子孫繁栄につながるという説もあるようです。 さらに、大変に変わった説として、「日本三大仇討」という説もあります。こうなると、どれが本当なのか、さっぱりわからなくなってしまいますね。 正月の時期になると必ずある慣用句がフィーチャーされることが多いと個人的に思います。いや、そうだと断言出来ると思います。その慣用句と言えば「一富士二鷹三茄子」という有名な慣用句です。 この「一富士二鷹三茄子」は初夢の際に見ると縁起が良いとされるもので、めでたい順に並べたものです。この慣用句の由来は多数あり、どれが正しい由来なのか特定することが出来ませんが、初夢で見ると縁起が良いとされています。初夢で見ると縁起が良いとされるものを個別でみていくと、富士は立身出世を象徴し、高い目標や理想を表すそうです。鷹は可能性や自由な広がりを表し、開運を表しているそうです。茄子は「事を成す」、蓄財や子孫繁栄を表しているそうです。ちなみに初夢とは、1月1日か1月2日に見る夢であり、大晦日に見る夢は初夢とされていないそうです。 そんな初夢に見ると縁起が良いとされ、めでたい順に並べた慣用句である「一富士二鷹三茄子」には続きがあるとされています。それは、「四扇」(しおうぎ)「五煙草」(ごたばこ)「六座頭」(ろくざとう)と続くとされています。よくクイズ番組で「一富士二鷹三茄子」の続きを問う問題が頻出されています。「一富士二鷹三茄子」の続きを覚えておくことも何かに役立つかもしれませんね。

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頭が下がる

【漢字】頭が下がる 【読み】あたまがさがる 【意味】相手を尊敬する。他人の努力や真剣な姿に感心する。 【例文1】勤続40年の両親に頭が下がる想いでいっぱいだ。 【例文2】支えてくれた家族に頭が下がる。 【例文3】定年退職した両親に頭が下がる。 私は毎日電車通勤をしています。最寄りの駅で掃除の高齢者の女性がいるのです。寒い時も暑い時もいつもキレイに掃除をしてくれます。それだけでも頭が下がる思いをします。しかしその女性の頭の下がるところは、電車に乗る人一人一人に毎日おはようございますと挨拶をしているところです。何を思ってその女性はおはようございますと言っているのか、今日も一日頑張ってねとか思って言っているのでしょうか。声のトーンで心もこもっていると感じます。本当に頭が下がる思いをします。自分はその女性より小さな声でおはようございますとはいい返しています。本当にありがとうございますという感じです。後は職場の女性の社員ですが頭が下がる思いをします。この女性はだれよりも早く会社に出てきて流しのシンク掃除カウンターの掃除を毎日してくれます。本当に頭が下がる思いです。しかし憤慨することがあります。その掃除を感謝しない上司です。何を勘違いしているのか。ありがとうの一つも言えないのかととても腹が立ちます。誰のおかげで気持ちよく仕事に取り掛れるのか、感謝の気持ちがない人というのは、人間的に尊敬できません。私も人のふりして我がふりなおせと、感謝の気持ちで過ごしたいです。 自立している我が子の話です。 我が子がまだ小学生の頃、トイレ掃除を担当してもらっていました。 中学生になり部活で多忙を極め、トイレ掃除などする時間がなくなり自然にその担当から外れるまで週一でトイレ掃除をがんばってくれていました。 高校受験の前日、我が子はトイレ掃除をしていました。 そんなことしなくていいから明日に備えてのんびりするよう話すと、トイレ掃除で心を整理しているのだと。 なんという子だとただただ頭が下がる思いです。 彼はそれからも受験、就活と勝負の前日は必ずトイレ掃除をし、困難に打ち勝ってきました。 またまた頭が下がる思いでした。 そんな彼が先日帰省してきた時のこと。 またトイレ掃除をしていました。 またなにか勝負事が控えているのかと聞いてみると「いや、単純に汚れが目に付いたからだよ」と・・・(笑) 先日トイレ掃除をしたはずなのですが・・・ さすが我が家のトイレ掃除のプロだとまたまた頭が下がる思いでした。 せっかく規制してきたのにトイレ掃除をしてくれる息子。 トイレ掃除を嫌がらない息子だからとても心が綺麗なんだと思います。 息子に素敵なことがたくさん起こりますように。 わたしにしてはもったいないわが子です。

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目鼻が付く

【漢字】目鼻が付く 【読み】めはながつく 【意味】人形に目と鼻を付けると大体の完成イメージが湧くように、うまく見通がつくという意味。 【例文1】立地条件がそろって起業の目鼻が付く。 【例文2】商談成立の目鼻が付く。 【例文3】3D画像で目鼻が付く。 「目鼻が付く」というのは、たいへん面白い表現ではないでしょうか。 「今回の仕事も、これでようやく目鼻が付いた」とか、「君の努力のおかげで、なんとか目鼻が付いたよ」というように使われます。「大体の見通しがつく」とか「やっていることが成功できそうな見通しになった」という意味と考えていいでしょう。 しかし、どうしてそれが「目鼻が付く」なのか。これは、絵画や彫刻、人形制作など、人間の顔を表現する場合に、目と鼻を付けると、その表情がおおよそわかることに由来しているようです。 なるほどと思いますが、私はふと、「そうだとすると、『目鼻』よりも『目口』にした方が、より適切な言葉になるのでは?」と思いました。人間の顔のパーツの中で、表情をもっともよく表すのは目と口でしょう。 例をあげます。さくらももこの『ちびまる子ちゃん』。主人公のまる子の顔には鼻が描かれていません。親友のたまちゃんも同様です。改めて調べてみたところ、まる子ちゃんの一家の中で鼻を描いてあるのはおじいちゃんだけ。 他の家族は全員「鼻なし」なのです。 つまり、人間の表情は、鼻を省略してもじゅうぶんに表現できるということ。逆に、「鼻を省略することで、その人のイメージを明瞭にする技法もある」ということができるでしょう。 しかし、口を省略してしまうと、表情がわかりにくくなくなってしまいます。ですから、「目口が付く」にした方が、言いたい意味がよりはっきり伝わるように思うのです。

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耳が肥える

【漢字】耳が肥える 【読み】みみがこえる 【意味】音楽を聴いているうちに鑑賞の能力が身に付いてくる。 【例文1】母が音楽教室を開いているので耳が肥えてきた。 【例文2】隣の部屋から聞こえる音楽の耳が肥える。 【例文3】車で音楽を聴いているうちに耳が肥える。 耳が肥えるとは音楽を聴いているうちに能力が優れてくることです。 一発屋で大ヒットした「それが大事」を歌う大事MANブラザーズの女性キーボードの方は子どもの頃から音の高さを認識する能力を持つ絶対音感の持ち主だそうです。音楽が苦手な私には想像もつかないような事です。 ですが、こんな私にも聴くだけで歌詞を覚えました。毎日スマホで娘がよく音楽を聞いています。お風呂にも防水袋に入れて大音量で流しています。いいメロディだなあと毎日聞いているうちに耳が肥えて歌詞を覚えました。この調子で洋楽を聴いていれば英会話もできるのかな?と思いました笑 昼間は専業主婦で平凡な毎日を過ごしています。 子どもが帰宅するまで毎日テレビを見ています。 特にサスペンスものが好きで10年前から毎日見ていますが、最近週に2,3回に減ったのが悲しいです。だいたいシリーズものは犯人が何となくわかってくるもので、最近は名わき役といった俳優さんのナレーションの声まで耳が肥えてきました。名前は出てこないけどあの俳優さんだなというのがわかるとちょっと嬉しくなります。

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百発百中

【漢字】百発百中 【読み】ひゃっぱつひゃくちゅう 【意味】百発の弾丸がすべて命中するたとえから、予想した事がすべて当たるという意味。 【例文1】勘が百発百中で当たる。 【例文2】女の勘は百発百中だ。 【例文3】洞察力が鋭く百発百中だ。 矢や銃弾などを百回放って、全て的中させる事を「百発百中」と言い、どんな標的でも外さずに的に当てる技術の持ち主にとって最上級の揉め言葉であります。 男女の恋愛に於いては、お目当ての異性にアプローチし必ずOKを貰う時にもそういう表現を用いたりしますが、この手の人はあまり周りからの評価は良くはありません。そういう手合いはお付き合いの数に興味が先んじてしまい、恋愛の中身を疎かにする方が多いからです。 私の勘は鋭いと自分でも思います。相手がこうするだろうこんな風に思っているだろうなとか百発百中です。なので先読みして下調べをして恋愛も仕事もうまきいっています。しかし勘が鋭いあまり、見たくないものや知りたくないことも目にしてきます。付き合っていた彼氏が同窓会に行くというので、いつもになくめかしこんでいました。女の勘が働き誘導尋問のようにメッセージを送りましたが、返事はありません。気になってその日は眠れませんでしたが、ジャケットのレシートを見つけ普段あまりお酒を飲まない彼がワインやチーズなど項目にありました。問い詰めても証拠にはなりませんし、確定もしたくない気持ちと、小さな事が大ごとになもなり兼ねませんので、悔しかったけど黙っていました。

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