歯に衣着せぬ
【漢字】歯に衣着せぬ 【読み】はにきぬきせぬ 【意味】思ったことを気にせず遠慮なく言う。 【例文1】何度言っても聞く耳持たない者には歯に衣着せないとわからない。 【例文2】歯に衣着せぬ言い方をする。 【例文3】歯に衣着せぬでスッキリする。 竹を割ったような性格だとか、歯に衣着せぬ物言いをする人だとかの言葉は、 比較的良い意味で使われているような気がします。 確かに、そんな人はカッコよく感じるし、憧れる気持ちもあります。 しかし、同時にちょっと苦手意識を持ってしまうことも事実です。 私自身は、竹を割ったようなというよりも、雨ざらしでしっとりした小枝のような性格だし、歯に衣着せぬどころか、色々なものでくるみ過ぎて、結局何を言いたいのか、自分でもよく分からなくなってしまうような、はっきりしない話し方をします。 私のこの特性は、決して自慢できるところではないし、むしろ欠点で直すべきところです。 しかし、簡単に直せるものなら、いつまでもこんな特性を抱えてはいません。 こんな特性を抱える私にとって、歯に衣着せぬ物言いをする、竹を割ったような性格の人は、少々怖い存在です。 言いにくいことを、そのものズバリと言い切られると、濡れた小枝はしんなりしてしまいます。 やんわり絹で包まれるように言われるのと、歯に衣着せぬ言い方で言われるのとでは、やはり後者の方がダメージが大きく、あまり近付きたくない、話をしたくないと感じてしまうのです。 おそらく、向こうも私のような性格は扱いづらいと感じのるでしょう。 私の友人は、絹で優しく包んで、気を使って話してくれる人ばかりです。
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