tedukurikotoba (2563)

羽を伸ばす

【漢字】羽を伸ばす 【読み】はねをのばす 【意味】束縛から解放されて自由に振舞う様子。 【例文1】子ども達が成人して羽を伸ばす。 【例文2】父母が旅行に出かけて羽を伸ばす。 【例文3】温泉に入って羽を伸ばす。 日々、育児も仕事もこなしている忙しい毎日を送っています。 たまには家庭を忘れて自分の時間を大切にしたいなと考えています。 羽を伸ばすために一人旅に出てみようかな…なんて計画しています。 羽を伸ばすって語源は、束縛するものがなくなって、のびのびと自由に振る舞う…まさに今の私の状況にぴったりの言葉です。 自分一人の時間ってとても大切だなって、結婚、子育てしていると本当に実感します。 家族に尽くす毎日からたまには解き放たれてみたいなといつも思っていました。 そんな自分へのご褒美として一人旅を計画してみたんです。 温泉に行こうかなって考えています。 私のイメージの中では、羽を伸ばすって温泉のイメージがあったからです。 一人で温泉に浸かってゆっくりと癒されたいと思っています。 美味しいご飯を食べて、観光して、お酒を飲んで、露天風呂なんて最高ですよね。 こんなリフレッシュ休暇を考えています。 いつも妻として母として頑張っているから、たまには旦那に育児をやってもらいたいです。 ワガママかな?とか最初は悩んだりもしましたが、もう吹っ切れました。 ストレスを抱えていたら、家族にも優しくできないから時にはこんな事も必要だなって思ってます。 さぁ、楽しんでくるぞ!

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鳶に油揚げをさらわれる

【漢字】鳶に油揚げをさらわれる 【読み】とんびにあぶらあげをさらわれる 【意味】大事なものが不意に横から奪われる。 【例文1】仕事を理由に彼女を放っていたら、友人に鳶に油揚げをさらわれる。 【例文2】家庭をないがしろにして妻子が鳶に油揚げをさらわれる。 【例文3】グズグズしていたら鳶に油揚げをさらわれる。 『鳶に油揚げをさらわれる』を辞書で引くと、『自分のものになると思っていたものを横から奪われ、呆然とする様』というような意味が出ます。私は子どもの頃このことわざ自体知らなかったのですが、大人になって意味を知った今、このことわざに深く共感します。小学生の時、私は両親と海に遊びに行きました。カモメと鳶、あとはカラスが何羽もぐるぐると空を旋回していたことを覚えています。浜辺には海の家がいくつも並んでいました。焼きそば、カキ氷、クレープなどなど、定番の海辺のご飯とおやつです。その中で私は両親に頼んでクレープを買ってもらいました。海の家なのに意外としっかりしていて、ちゃんとアイスまでのっていました。出来上がるまでとても楽しみでした。いざ屋台のおじさんにクレープを渡してもらいアイスから一気にかじりつこうとした時、顔の前をすごいスピードで何かが横切りました。鳶です。気付いた時にはもう私の手にクレープはありませんでした。鳶に奪われる時の勢いで落ちてしまったアイスだけが砂まみれで落ちていました。私の場合油揚げではなくクレープでしたが、実際鳶に楽しみを奪われた直後に撮った写真の私は、呆然自失という顔をしていました。 「鳶に油揚げをさらわれる」とは、自分の大切なものや手に入れられると思っていたものを不意に横からさらわれることのたとえや不意に奪われて呆然としている様子のことを言います。 このことわざの由来は、鳶は普段空高くを悠々と飛んでいますが、獲物を見つけると空から素早く下降してきて獲物をさらっていくことからと言われています。なぜ油揚げなのかは、鳶の大好物だからというわけではなく、人間が神社へのお供えものとして油揚げがあり、それを奪って逃げたことから油揚げと言われています。「さらう」とは奪い取るや急に持ち去るなどと言った意味になります。 どこかの人に横取りされてしまった時などによく使われ例文としては「友人と同じ男性を好きになってしまいどちらが先に想いを伝えるかで言い争っているうちに彼に彼女が出来てしまった。言い争っていた2人はまさに鳶に油揚げをさらわれたような顔をしていた。」 「食堂で自分で最後の一個だったプリンを横から入って来た人に取られてしまった。鳶に油揚げをさらわれたよ。」などと言った使い方が出来ます。 自分の大事なものもいつ横からさらわれるかわかりません。鳶に油揚げをさらわれないよう大事なものはしっかりと持っておくようにしましょう。

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手を回す

【漢字】手を回す 【読み】てをまわす 【意味】密かに必要な準備を揃える。 【例文1】事件の発覚をおそれ裏で手を回す。 【例文2】内部不祥事に手を回す。 【例文3】政治家が手を回す。 SMAP解散は日本の芸能界の闇が公になってしまったきっかけだと思います。 キラキラと輝いて、とても華やかに見えていた芸能界でしたが、全くそんなことはなかったのだと現実を見せつけられました。 わたしは特に小さい頃からテレビっ子で、テレビやドラマに夢や憧れを感じてきました。 嫌なこともテレビを見ている時間だけは忘れられたし、元気をもらうこともありました。 ドラマの中のような大人になりたかったし、ドラマの中のような生活に、恋愛に憧れました。 幼い頃ジャニーズ事務所の光GENJIがとても流行っていて、大好きでした。 でもあの件からもうジャニーズ事務所のタレントさんを見ても笑えないし、芸能界には闇しか感じなくなりました。 絶対的な国民的アイドルだったSMAPですら、権力を持って解散させられてしまうということ、何年も継続してきて視聴率も高い番組でも降板、打ち切られてしまうということ。 それはわたしのようなど素人から見ても権力を持って手を回したとしか思えないし、あのSMAPですらこのような仕打ちをされてしまう芸能界が恐ろしいし、夢を見られなくなってしまいました。 今、若者のテレビ離れが進んでいるそうです。 今回のこの件は更にテレビ離れに拍車をかけるのではないかと思います。

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駄目を押す

【漢字】駄目を押す 【読み】だめをおす 【意味】ほとんど勝ちが決まっている状態で勝ちを決定的にする。または念のために確認する。 【例文1】追加点をあげて駄目を押す。 【例文2】忘れ物はないか駄目を押す。 【例文3】記入漏れがないか駄目を押す。 念には念を入れること、念のためによく確かめることを「駄目を押す」と言います。この言葉が囲碁から来ていることは、比較的よく知られているのではないでしょうか。 何かの打ち合わせをしている時に、相手の話を復唱して、その内容を確かめるときなど、日常的にも使われます。 この言葉はもともと囲碁から来ているだけに、勝負事やスポーツでも使われることが少なくありません。 たとえば、野球の試合である程度点差がついて、勝敗がほぼ見えている段階で、リードしている選手がホームランを打った時、アナウンサーは「駄目押しのホームランが出ました」などとアナウンスすることがあります。この場合は念を押すというよりも、勝負を決定的にするという意味で、駄目を押すという言葉が使われていると考えていいでしょう。 ところで、大相撲の世界では駄目を押すのはNG行為。たとえば、相手を土俵の外に押し出して、勝負が決した後で、さらに相手を強く押すのは、危険な行為でもあり、好ましくないとされています。 それで思い出すのが、平成20年5月場所の千秋楽で、朝青龍と白鵬が対戦した一番。朝青龍が引き落としで白鵬を破ったのですが、土俵に倒れた白鵬を朝青龍がさらに両手で突いて駄目を押したところ、それに腹を立てた白鵬が、立ち上がりながら朝青龍に肩をわざとぶつけたのです。 両者、一触即発の険悪なムードに。後日、二人とも相撲協会から厳重注意を受けたようですが、その発端は、朝青龍の駄目押しにありました。 念には念を入れること、念のためによく確かめることを「駄目を押す」と言います。この言葉が囲碁から来ていることは、比較的よく知られているのではないでしょうか。 何かの打ち合わせをしている時に、相手の話を復唱して、その内容を確かめるときなど、日常的にも使われます。 この言葉はもともと囲碁から来ているだけに、勝負事やスポーツでも使われることが少なくありません。 たとえば、野球の試合である程度点差がついて、勝敗がほぼ見えている段階で、リードしている選手がホームランを打った時、アナウンサーは「駄目押しのホームランが出ました」などとアナウンスすることがあります。この場合は念を押すというよりも、勝負を決定的にするという意味で、駄目を押すという言葉が使われていると考えていいでしょう。 ところで、大相撲の世界では駄目を押すのはNG行為。たとえば、相手を土俵の外に押し出して、勝負が決した後で、さらに相手を強く押すのは、危険な行為でもあり、好ましくないとされています。 それで思い出すのが、平成20年5月場所の千秋楽で、朝青龍と白鵬が対戦した一番。朝青龍が引き落としで白鵬を破ったのですが、土俵に倒れた白鵬を朝青龍がさらに両手で突いて駄目を押したところ、それに腹を立てた白鵬が、立ち上がりながら朝青龍に肩をわざとぶつけたのです。 両者、一触即発の険悪なムードに。後日、二人とも相撲協会から厳重注意を受けたようですが、その発端は、朝青龍の駄目押しにありました。 元々は相撲のルールで土俵を出た相手を更に押す行為がマナー違反とされ「駄目な押し」が駄目押しとなり、勝負が着いている所に更なる一撃を放つ事を「駄目を押す」となりました。「駄目押しの1点」や「駄目押しの勝ち点3」と勝っている相手との差をもっと引き離す程のアドバンテージを得た時の表現と言えます。それをされた対戦相手にはこれ程のダメージはなく、殆ど戦意喪失に陥ります。傍目には既に勝負が着いているのに、まだ追い打ちを放つのは少々やり過ぎではと、劣勢の方をつい応援したくなるものです。本来は相手が降参してくれればそこで勝負ありとなり、勝っている方も余分な労力を使用せずともよくなります。しかし、特にスポーツのルール上どうしてもここまではやらないとゲームオーバーにならないとなれば、どちらも続けるしかなく力の差が歴然な勝負でもやるしかなくなります。プロ野球の公式戦では9回までやるのがルールですので、8回までの間に100対0の大差となっても審判はおろかやっているチーム同士にも止める事は出来ず9回まで行くしかありません。これが高校野球の地方予選であれば5回コールドというルールが適用されるのですが。戦意を失くした相手と戦うのは勝っている方も本当はやり難いですし、そういう時に限って手抜きの攻撃が決まってしまうおかしな状況が生じ益々差が開く一方となります。国際試合であればアドバンテージはどれだけあっても心強いですが、あまり調子に乗って勝ち過ぎると後で反感を買うかもしれないので、そういう駄目の押し方は出来れば控えたいものです。

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十人十色

【漢字】十人十色 【読み】じゅうにんといろ 【意味】十人いれば性格や考え方が違うものである。 【例文1】十人十色でイベント企画を出し合う。 【例文2】十人十色で個性的だ。 【例文3】十人十色で正解はない。 人が社会で生きて行くためには、人と上手に付き合っていかなければなりません。 しかし人と上手に付き合うと言うのは、言うは易し行うは難しだと言えます。 何故なら、人は十人十色の性格を有しているからです。 良く人と上手に付き合うには、こうすれば良いと言うような本が売られています。 この本に従って行動すれば、ある程度の人間とは上手に付き合う事が出来ます。 しかしこのような方法を持ってしても、全ての人と上手に付き合えるわけではありません。 同じセリフを言ったとして、人によってとらえ方が様々で、同じ展開になってはくれません。 Aさんは喜んでくれたのに、Bさんの場合は怒らせてしまったと言う事もあるのです。 言葉をストレートにとらえる人ばかりではなく、穿って捉える人もいるので、このように違った展開に陥ってしまう事があります。 コチラが良いと思って発言した言葉を、変に穿って捉える人がいるので、思うような展開に持って行くことができません。 ですから仲良くしようと思っても、仲良くなれない場合があります。 人は十人十色性格が違うので、それが付き合う楽しさであるとも言えますが、逆にそれがアダとなって、人の交流を上手く行かせない原因となってしまう場合があるので、本当に困ってしまいます。 考え方、捉え方は十人十色。 恐らくほとんどの人が自分の考えがある程度正しいと思っているのではないかと思います。 正しいとまでは言わなくとも、自分の考えが基準となっているのは間違いないと思います。 大事なのは自分の考えが基準として存在していても、自分と対局の意見も受け入れようとする心、理解しようとする気持ちが必要なのだと思います。 例えば揉め事が発生した時、その根底にあるのは自分のことしか考えていないということが原因のように思います。 全てにおいて、相手の立場になって考えることが出来ればそこまで揉めることはないのではないか、と思っています。 簡単なように思えてそれがかなり困難であるから北朝鮮はミサイルを飛ばし続けるし、いじめによる自殺が起こり、パワハラや体罰なども起こってしまうのです。 もし、全ての人類が相手の立場に立って考えることができれば北朝鮮はミサイルを発射しないし、いじめも起こらず、自殺も起こらないと思います。 自分の考えと違う人に対して感じる違和感は、相手も同じように違和感として感じているはずで、誰の考えが正しいのかなんて、考え方は十人十色。正解はないのです。 わたしも含め、自分と正反対の意見にもじっくり耳を傾けられる人でありたいと思います。

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