tedukurikotoba (2563)

一葉落ちて天下の秋を知る

【漢字】一葉落ちて天下の秋を知る 【読み】いちようおちててんかのあきをしる 【意味】葉が落ちて秋の訪れを知るように、小さな前触れで衰退の予想をする。 【例文1】以前は羽振りがよかったのに引きこもって一葉落ちて天下の秋を知る。 【例文2】最近いつも着ている服が安物で一葉落ちて天下の秋を知る。 【例文3】装飾品を売って一葉落ちて天下の秋を知る。 「一葉落ちて天下の秋を知る」という言葉がありますが、これはわずかな変化によって、将来的な大きな変化を予測することを表しています。言葉の由来としては、秋の象徴と言えば落ち葉が広がっている光景がありますけど、その様子を見てこれから秋が訪れるんだということを予測したことが始まりとされています。詳しく説明すると、青桐という落葉しやすい葉が実際に落ちる様子を見ただけで、季節が大きく変わる、これから秋を迎えるということを予測するといった記述が中国の淮南子という古い書物に記されているのです。そういった些細な変化をもとに、これから訪れるもっと大きな変化を予測することを、一葉落ちて天下の秋を知ると表現するのです。この言葉は非常に難しいですし、そもそも言葉自体を知らないという人も多いと思います。したがって、日常会話の中で実際に使う人はまずいないと思いますし、使ったとしても相手が理解できないので、説明するのが二度手間だから知っていても使わないという人もいると思われます。しかし、少しの変化から将来的なさらに大きな変化を読み取れるような人というのは実際にいますし、ビジネスなどでは有能扱いされる人材だと思うので、この言葉を実践できる人は実在はすると思います。

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頭を抱える

【漢字】頭を抱える 【読み】あたまをかかえる 【意味】悩み苦しむ。 【例文1】借金返済に頭を抱える。 【例文2】会社経営危機に頭を抱える。 【例文3】いじめ問題に頭を抱える。 ここ数年、ずっと私は頭を抱える日々を過ごしてきました。それが母のことです。結婚したので今後母のことをどうしようかと家族で話し合っていたのですが、なかなかその話が良い方向に進まなかったんですよね。やはり結婚すれば母親につきっきりというわけにはいきません。しかし、母は一緒に生活したい、それが駄目なら近くに住みたいと希望していました。私は在宅で仕事をしているので時間があるように思われがちなのですが、実際には普通にお勤めしている方よりも長く作業時間を取っています。 以前一緒に暮らしていた時は、仕事中だと言っているのに毎日母が部屋までやってきました。それで繰り広げられるのは、いかに自分はかわいそうかという話。母も寂しい人だとはわかっているのですが、ずっと面倒を見てきたのでそれが今後も続くというのは正直辛いです。母は主人とも仲が悪いですから。 そんな中、離れて生活していた姉が離婚して再婚することになりました。その再婚相手の方がとても良い方で、母を迎えてくれたのです。とにかく穏やかな人で、母も牙を抜かれたような感じですね。おかげで私は頭を抱えるような日々がようやく落ち着きました。今後は自分の幸せのことをもっと考えていこうと思います。

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目を覆う

【漢字】目を覆う 【読み】めをおおう 【意味】とても無残な光景で見ていられない。 【例文1】目を覆う震災跡地だ。 【例文2】目を覆う事故現場に遭遇する。 【例文3】台風の爪痕は目を覆うものだった。 私は大の動物好きで、人間よりも動物の方が好きなのでは?と思うくらい愛おしくてたまりません。 特に猫を飼い始めてから動物への想いはさらに強くなり、動物虐待の話を聞くたびに、自分の家の猫と照らし合わせてしまい悲しい気持ちになります。 ニュースでは、動物が死んでいるシーンをぼかして映らないようにしていますが、それでも目を覆いたくなりますね。 映像ではなく、話を聞いただけでも目を覆いたくなる思いです。 また、虐待ではなくても、動物の弱肉強食の世界をテレビで観てるのも辛いです。 例えば、ライオンがシマウマを捕って食べてしまうなど、動物界では生きるためには仕方のないことだとわかっていても、そのようなシーンが出ると直視できず目を覆ってしまいます。 テレビで野生のライオンなどが出てくると「これはもしや獲物を狙っているシーン?」と悟り、前もって目を覆う準備をしています。 それから車の運転中、交通事故にあって死んでいる動物を見た時も目を覆います。 遠目で「何か死んでいる…」とわかるので、絶対に直視せず見ないふりをします。 死んでいるのも見たくないですが、痛みなどで苦しんでいる姿にも目を覆いたくなりますね。 全ての動物が自分の飼っている猫と連想されて、可愛そうで仕方ないのです。

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耳にたこができる

【漢字】耳にたこができる 【読み】みみにたこができる 【意味】ペンを持ち続けるとペンだこができるように、同じことを何度も聞かされてうんざりする様子をいう。 【例文1】結婚はまだか!まだか!と耳にたこができる。 【例文2】母が毎日宿題はすんだ?と耳にたこができるほど言う。 【例文3】姑の小言ばかりで耳にたこができる。 2017年日本はいろいろな国難をかかえている。度重なる自然災害、近隣諸国の暴走、圧力、歴史問題、経済面でも、日本全体でみれば良くなっているが一般庶民には実感がないのが現実です。政治家、メディア、マスコミは、この国難について、日本はどのような解決策をとるべきかを議論をし、国民に伝え、説明することが使命だと思います。しかしメディア、マスコミから聞こえてくるのは、「安部、自民批判」「森友学園」「加計学園」多くの人は耳にたこができる思いだったと予想されます。国会でも不毛な議論が続き、メモがあったかなかったか、言った言わない、友達だったなど幼稚な質疑の繰り返し、メディア、マスコミもそれに乗っかり連日報道し続け 、少しでもミスをすれば袋叩きする中、国民が知らない間に、中国は実質尖閣諸島に居すわり、北朝鮮は異例のスピードで、ミサイル開発、核実験、イスラム国のアジア進出など、日本にとって脅威になることが起きています。他国から見れば日本のメディア、マスコミは異常な状態だと思います。メディア、マスコミは、アメリカが、ロシアが、北朝鮮がとは言うが、日本はこの状況でどう行動すべきか具体的な議論は聞こえてきません。政治家は今日本のおかれている状況を伝え、メディア、マスコミはそれを国民にしっかり伝え、それを国民が受け止め、日本全体で国難について考えるようになることが必要だと思います。平和ボケのままだと、気がつけば取り返しのつかないことになるかもしれません。

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疲労困憊

【漢字】疲労困憊 【読み】ひろうこんぱい 【意味】すっかり疲れきって弱っている様子。 【例文1】同窓会の後はカラオケオールで疲労困憊だ。 【例文2】20時間のフライトで疲労困憊だ。 【例文3】朝まで飲み明かして疲労困憊。 この間は、とにかく朝から忙しくて動き通しでした。4時に起きるのも久しぶりでしたし、朝食も食べずに仕事のトラブルに対応していました。とりあえず家で書類を作り、家を出たのは午後になってから。それからは取引先のオフィスに行って、向こうのトラブル対応の手伝いをしていたんです。向こうが駄目になってしまうと、私が今までやってきた仕事まで無駄になってしまいます。お金は報酬としてちゃんともらえますが、形にならないのは嫌だったのでとにかく頑張ったんです。 結局全てが終わったのは翌朝の5時でした。まさに疲労困憊状態で、そのままデスクで寝てしまう社員さんも多かったです。私は外注スタッフなので泊まるわけにはいかず、とりあえず駅前の24時間営業をやっているファミレスに入りました。私のように、仕事終わりらしき人もちらほら見えます。ちょっと寝てしまっている人もいて、ボロボロの体でしたが何かホッとしました。 そして、疲労困憊とはいえ肌もガサガサしてきて嫌だったのでそのまま漫画喫茶へ。何より体が動かなかったんです。ここは完全分煙で良かったですね。普段ファミレスも漫画喫茶も利用しないのですが、疲労困憊状態の体にはまるでご褒美のように染み入りました。

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