tedukurikotoba (2563)

他力本願

【漢字】他力本願 【読み】たりきほんがん 【意味】他人の力に期待を込める。 【例文1】他力本願では成長しない。 【例文2】不得意分野を他力本願。 【例文3】他力本願で人任せ。 他力本願とは他人任せにすることです。 私がいつも他力本願でした。失敗を極端に恐れる性格で面倒なことが嫌いな私は誰かがやってくれるだろうという思いで他人任せにしてきました。興味がないということもありますが、一番は自分の言葉で責任を持ちたくないというのが理由です。 得意分野不得意分野がありまして、できるところまではしますが、不得意分野を時間をかけて克服するよりは得意分野の方に任せるのが効率よくないですか? 飲み会を開きたいと話題が出れば言いだしっぺが幹事をしろというので、時間・日時・場所決めるじゃないですか?いざ集まって場所が気に食わないと不満を言う、なら初めからリクエストしてくれればいいじゃないかと言いたくなります。 だから、私は面倒な行事などは口を出さずにリクエストだけ言ってあとは他力本願に従うようになりました。幸い同じ部署に世話好きな事務員さんがいます。世話好きというよりはなんでも仕切りたがり屋という感じですが、それでもさっさと決めてくれるので助かっています。いつも他力本願ですが、感謝しております。

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愁眉を開く

【漢字】愁眉を開く 【読み】しゅうびをひらく 【意味】心配事や悩みがなくなり安心する。 【例文1】大手企業から内定をもらい愁眉を開く。 【例文2】結婚が決まり愁眉を開く。 【例文3】元気に産声をあげ愁眉を開く。 愁眉を開くとは心配事や悲しみがなくなって、安心することのたとえです。 人が求めているところの最後って、これですよね。安心したいってことなんですよね。 どの悩みも、例えばお金が欲しいっていう願望は、日々お金の勘定に気を取られないで、好きなものを選べて衣食住が満たされて安心した生活を送りたいってことなんですよね。 お金そのものが欲しいってわけではないんですよね。 他の悩みで、いい人と結婚したいっていうのだって、一緒にいて心の中が安定して生活にも困らず愛を注いでもらえて安心した環境に身を置きたいって事なんだと思います。 つまり、心がほっとするとか、リラックスしていたいというささやかで単純な願いなんですよね。 皆それを願っているんですが、現代人はなんだかんだと気が立っていて忙しさでそれが叶える時間が少ないのかもしれないですね。 でも、一日の数分でも意識してリラックスできる環境を作るっていうのは大事ですね。 コーヒーが好きな人だったら、好きなカフェで飲むのもいいし、家で好きなマグカップで好きなコーヒーを飲むのもいいですよね。 または、好きな歌手のライヴDVDを毎朝見てから出勤するとか、自分がリラックスできることならなんでもいいんですよね。 もっと、自分を自分でリラックスさせる努力は必要ですね。 毎年10月の下旬の時期に行われるスポーツ界だけでなく、社会全体が関心を抱く恒例行事があります。 関係者、もしくは球団からすれば球団の運命を左右されかねないことであり、ドラフトに指名される選手側にとっては人生を左右されかねない行事ですよね。特に選手側からすれば入団する球団によっては上手くいかなかったり、逆に成功し、球団もしくはリーグ、球界を代表するプレーヤーになれるかもしれません。いち視聴者からみれば、選手がどこの球団に指名されるか、もしくは球団がどの選手を指名するかという楽観的な立場で観ることが出来ますが、指名を待つ選手側からすれば公開就職活動みたいなものですよね。本当に凄いと思います。 ドラフト会議で個人的に一番好きな場面、瞬間があります。それは、指名された時に見せる緊張解け、指名漏れするかもしれない不安が解消された時に見せる選手の満面の笑みがテレビ上で観える時です。まさにことわざでいう「愁眉を開く」瞬間が個人的にドラフト会議で一番好きな場面、瞬間だと感じます。

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子は三界の首枷

【漢字】子は三界の首枷 【読み】こはさんがいのくびかせ 【意味】首かせとは罪人の首にはめて自由を束縛する刑具。親は子どもへの愛情から自由に思い切ることができず、いつまでも束縛されるという意味。 【例文1】子どもが生まれてから子は三界の首枷だ。 【例文2】成人しても愛しい我が子は三界の首枷である。 【例文3】いつまで経っても子は三界の首枷だ。 二世タレントなどが何か不祥事を起こしたり、逮捕されたりすると、その親が出てきて謝罪会見をすることがあります。子どもが成人している場合は、何も親が謝る必要はないと思いますが、そのシーンを見るたびに、私は「子は三界の首枷」ということわざを思い出します。 「三界」と言うのは、仏教の言葉で、過去と現在と未来のこと。「首枷」は、昔の刑具で、首にはめて罪人の自由を奪うもののことだそうです。子は三界の首枷ということわざは、つまり、「親は子どものために一生自由を奪われることになる」という意味でしょう。 それだけでは、何ともネガティブな意味になってしまいますが、このことわざには「親心」のニュアンスが含まれていると考えていいのではないでしょうか。 先ほどの二世タレントの例でいえば、親は「あんな子どもとは縁を切ります」と突き放すこともできますが、多くの親はそうはしません。 子どもが何をしたとしても、親子であることに変わりはないというのが、謝罪する親のスタンスです。そこにはつまり、子を思う親心があるのではないでしょうか。 親心があるからこそ、子どもに縛られ、自由を奪われることになるわけです。「首枷」というような刺激的な比喩を使ってはいるものの、このことわざの裏には親の情愛が潜んでいると思われてなりません。 「子は三界の首枷(こはさんがいのくびかせ)」とは、親とは子供にとらわれて一生涯束縛されることのたとえです。三界とは、仏教の教えで現在で言う過去・現在・未来のことで、「三界」を「さんかい」と呼ぶのは間違いです。首枷とは、罪人の身体の自由を奪う為にはめる刑具の一種のことで、子を首枷とたとえ親が子に対する愛情は一生尽きることのないほど深いものがゆえに自由を奪われることです。 使い方として「子供が生まれてから自分の自由がなくなりすべて子供中心となった。子は三界の首枷とはこのことだね。」と言った使い方をします。 子供がいると仕事や自分の好きなことより子供が優先となります。それは当たり前のことですが、それを苦だと思い子育てが辛くなる方もいるのが現実で、子供がきっかけに親が我慢できず事件に発展することも多いです。子供がいる以上、事あるごとに子は三界の首枷になりはしますが、それも含めて我が子は可愛いものだとも思います。私にはまだ子供はいませんので子は三界の首枷と周りが言っているのを聞いてもピンときませんが、いつか我が子が出来た時、子供の事を首枷と思わずただ素直に愛情を注げるような親になりたいものだなと思います。

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踵を返す

【漢字】踵を返す 【読み】きびすをかえす 【意味】踵とはかかと。方向をかえる。または引き返すことをいう。 【例文1】美しい女性とすれ違い踵を返して声をかける。 【例文2】前職に踵を返す。 【例文3】忘れ物に気付き踵を返す。 踵を返すとは後戻りや引き返しをすることです。 私は高校生のころ、美容師になりたいと思っていました。しかし友人が姉がいうには手は荒れるし、当たり前ですが、新人の間は髪を切らせてもらえない、成人式シーズンは徹夜でつらいと漏らしていることを聞きました。それで私には無理だなと思いあっさり美容師になることを諦めました。高校卒業すると車販売の事務員として5年働いていました。そこで知り合った彼氏と付き合うようになって彼氏は自分も車の整備工場を持つのだという夢を語ってくれました。いつしか私も彼と結婚したら彼の工場の手伝いをしたいと想いが強くなりました。3年ほど勤めた彼は独立に向けて工場をやめました。私も結婚する意志を上司に伝え、引き継ぎが見つかるまで今の事務員を務めて退職しました。ところが、その彼は私とは結婚する意志はなかったようです。まだ結婚なんて考えられないとのことです。踵を返して職場に復帰しようにもできません。仕方なく話し合いの末、お別れして私は実家に戻り、求職中です。 兄のつてでバイトしてみないかと言われましたが、自分で探すと断ってみたものの採用は厳しいものばかりでした。こんなことなら兄に頼ればよかったと踵を返す後悔しています。いっそ求人が多い接客業に踵を返すのもありだと思い悩んでいます。

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買って出る

【漢字】買って出る 【読み】かってでる 【意味】自ら進んで引き受ける。 【例文1】自分の主張を通したいので役員を買って出る。 【例文2】自治会長を買って出る。 【例文3】世話好きで幹事を買って出る。 うちの部署は飲み会が少ない方だと思います。 お酒が飲めない人ばかり、ということでもなく、節目の忘年会、歓迎会、送別会などはきちんとやるし、飲み会の時はきちんと楽しいお酒を飲める。でも無駄な飲み会はしない、という理想的といえば理想的な部署です。 マナーも良く、酒癖の悪い人は全くおらず、実に爽やかで部内の飲み会のあとの帰りの電車では「よし!明日からもがんばろう!」と思えるような素敵な飲み会です。 これまで何度もこの部署での飲み会を体験しましたが、お店選びのうまさも楽しかった理由の一つであることは確かです。 どの幹事さんも素敵なお店を選んでくれました。 が、たった一度だけくそみたいなお店だったことがあります。 確かに食べログでは良さそうなお店のように写っていましたが・・・ 幹事を買って出たあいつのせいです。 そもそもお店も選べないようなもんが幹事を買って出たことに疑問を感じます。 仕切りもへたくそで主賓に向けての一言が途中で終わってしまったり、個室が狭すぎて奥の席の人が席を立つとみんなが立ちあがりみんなで一緒に外に出ないといけなくなるような状態であったり・・・ 飲み会は幹事次第だと改めて思いました。

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