tedukurikotoba (2563)

活を入れる

【漢字】活を入れる 【読み】かつをいれる 【意味】気合いを入れる。元気づける。 【例文1】試合前に号令をかけて活を入れる。 【例文2】円陣を組んで活を入れる。 【例文3】掛け声で活を入れる。 わたしは現在20歳で仙台市内の大学に通っている。小学生の頃から高校までずっと野球を続け、現在は高校野球の監督を目指し、教員になるために勉強に励む毎日だ。 今日本では部活動指導のあり方が問題になっている。具体的には指導の一環の範疇としてどこまで許されるのかと言う問題だ。 わたしが経験してきた野球の世界では少年野球であっても「鉄拳制裁」がいわば日常の一つであった。エラーやみっともない三振など気合が入っていないとみなされるようなプレーをすれば活を入れると称して、よく殴られたものである。 しかし今思えばそのような指導方法は正しいと言えるのだろうか。大学生になり、自分でアルバイトもしてお金を稼ぐようになった今になって思えば、社会生活の中で大人が他人に対して怒鳴り散らし、手を上げるようなことは異常事態である。 しかし野球を始めとする部活動においてはそのような行為が、活を入れるということで常態化してしまっているのだ。それは子ども達の成長に対して明らかに悪影響である。 いまこそ、新しい「活の入れ方」と言うものを私たちは考えなければならない。暴力ではない方法で活を入れるやり方は必ずあるはずである。 将来わたしが野球の指導者となった時に、本当の意味で子どもが成長できる活の入れ方と言うものを考えていきたいと思う。

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一翼を担う

【漢字】一翼を担う 【読み】いちよくをになう 【意味】与えられた役割を喜んで引き受ける。 【例文1】一翼を担ってくれる人材を募集中! 【例文2】喜んで後任の一翼を担う。 【例文3】幹事の一翼を担う。 私の家はきょうだいが多くて、末っ子の私は一番上とは15歳も年が離れています。お父さんとお母さんも、私が高校生を卒業するころにはもう高齢者になっていたくらいです。 きょうだいはそれぞれ別々の仕事をしているのですが、姉の一人が歌手活動をしていて、公園でライブをやったり、地元のイベントに出演したりすることもあります。 そんな姉がCDを作るときに、私にジャケットのデザインを依頼してくれました。私は昔からパソコンでイラストを描くのが好きで、学校でソフトの使い方を学ぶ前から自分でかなりできるようになっていたのです。勉強は全然できませんでしたが…(笑)。 そこで、姉の曲のイメージに合わせたジャケットを一生懸命作りました。姉や家族が喜んでくれたので、私も嬉しかったです。 ほかにも、友達に頼まれて名刺のデザインを行ったりすることもあります。作るのは大変ですが、喜んでもらえるとやっぱり嬉しいなと思います。姉の仕事の一翼を担うことになって、前よりも一層、姉には有名な歌手になって活躍していってほしいなと思うようになりました。 お兄ちゃんも手先が器用で、私の尊敬する人物の一人です。これからもきょうだいや家族と仲良く暮らしていきたいと考えています。

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頭を冷やす

【漢字】頭を冷やす 【読み】あたまをひやす 【意味】興奮した気持ちを抑える。 【例文1】ケンカしたあと頭を冷やしに外に出る。 【例文2】一服して頭を冷やす。 【例文3】一旦座って頭を冷やす。 頭を冷やすという言葉を辞書で調べると「冷静さを取り戻すこと」とあります。日頃生活をしているうえで、自分自身冷静にならなければと思うことが度々あります。ただ、自分でそのように気づくときはまだいいのかもしれません。問題は、自分が冷静さを失っていることすら忘れてしまっているときです。一歩外に出てみても冷静さを失い、いわゆる「キレやすい」と言われる人を多く見かけるようになりました。電車が遅れていると駅員さんにキレる、電車内で傘がぶつかったと言ってキレる、メールの返信が遅いと言ってキレる。多忙な現代生活や便利な生活も「キレる」一因だと言われます。スマホ、パソコン、電子レンジなど家電製品の進化が人間から「辛抱して待つ」という機会をどんどん奪っています。ボタン一つ押せばごちそうが食べられ、お風呂が沸き、掃除までしてくれる時代です。しかし、ボタンを一つで自分の思い通りに働いてくれる半面、連続して使用しているとオーバーヒートを起こし故障してしまいます。故障を避けるためには次の使用まで間隔をあけたり充電するなどクールダウンさせる必要があります。人間も、オーバーヒートを避けるために頭を冷やし自分自身を充電する時間を意識的に取る必要があると言えそうです。

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目を掛ける

【漢字】目を掛ける 【読み】めをかける 【意味】大変気に入って注目している。 【例文1】彼の仕事ぶりは真面目で目を掛ける。 【例文2】スカウトマンが彼女に目を掛ける。 【例文3】秘書に目を掛ける。 目を掛けるとはだれかを気に入ってかわいがることです。 私は中学を卒業して16の時から建設現場で働いています。 卒業したては近所のコンビニで深夜働いていましたが給料がもっといい現場に誘われ、建築現場で働いています。 給料はいいですが、危険な作業もつらい作業もありました。しかし今更接客業の給料なんてやってられないと思いずっと10年頑張っています。今では5人従業員を抱えてそれなりにいい暮らしができています。結婚して嫁さんももらい嫁さんは会社の経理など事務全般を担当してくれています。大口の仕事が入れば夜勤も休日出勤もあります。自分も10代も頃はそうでしたが、遊びすぎて遅刻をしたものです。今の従業員も10代が多く、中には17歳のパパもいます。やんちゃな子もいますが、おとなしい子もいます。仕事振りは真面目です。1日も休んだりさぼったりしたことがありません。休憩や移動はいつも黙って携帯を見ています。そのおとなしい子はこの世界でやっていけるのだろうかと気になっていましたが、なにせ仕事ぶりが真面目なので目をかけています。胸のうちをきくと自分もいつか独立して会社を持つという夢を持っていました。

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耳に入る

【漢字】耳に入る 【読み】みみにはいる 【意味】ウワサが聞こえてくる。 【例文1】元カノが金持ちと結婚したという情報が耳に入る。 【例文2】左遷の噂が耳に入る。 【例文3】会社倒産の噂が耳に入る。 なぜか悪口だけは相手の耳に入る不思議、ありますよね? 毎朝わたしは勤務先に行く前にコンビニに寄ります。 そしてコーヒーを買って、出勤します。 そこのコンビニのレジを担当している方の中に一人だけ、かなりのおばあちゃんが混ざっています。 おばあちゃんはきちんとコンビニの店員の洋服を着ています。 しかし、おばあちゃんは完全に耳が遠く、普通の声のボリュームではおばあちゃんには全然聞こえません。 「コーヒーのMをください」と言うと、別にレジで渡したフリスクだけを会計しようとして、マイペースに「ポイントカード持ってますかー」と大声で聞かれます。 こちらが大声で「コーヒーのMサイズをください!」と言うと「はい!わかりました!コーヒーのMひとつ!」と言います。 時間に余裕がある時はいいのですが、朝のコンビニはわりとレジが行列で余裕がない時もあり、悪いとは思いながらも「早くしてよ・・・」と小言を言ってしまうこともあります。かなりぼそっと言っているはずなのですが、おばあちゃんには聞こえているようで「年寄りだからごめんなさいねぇ?」と言われます。ちなみに小言を言っていない時はそんなことは言いません。 明らかに悪口だけがおばあちゃんの耳に入るのです。 謎です。

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