tedukurikotoba (2563)

主客転倒

【漢字】主客転倒 【読み】しゅかくてんとう 【意味】主人と客からきていて本来の立場が逆転している。 【例文1】新人大卒に、高卒で入社している年下の自分が指示するのは主客転倒でやりづらい。 【例文2】社長の息子との仕事は主客転倒だ。 【例文3】取引先の年下との接待は主客転倒だ。 私が勤務する会社には、主客転倒の仕事をする事務さんがいて、色々なデメリットがあるものの誰も指摘できません。 その事務さんは、要領が悪いという部分もありますが、現代の便利な機能を使わないで仕事をする為、作業効率が悪くミスも多目です。 それだけ主客転倒の仕事をしているのに、何故誰も指摘できないかという理由は、社長の娘さんだからです。 私がいる事務所は支店の為、社長は常時いませんが、社長の娘さんというだけでみんな警戒していて、ぎこちない職場雰囲気になっています。 以前まで本社の経理をやっていましたが、最近私がいる支店にやって来て、しばらくいるという話です。 たまに会う時は、社長の娘というオーラを出さず控えめな感じだったので、素敵な娘さんだなと思っていましたが、一緒に働く機会が増えたら社長の娘オーラ全開で仕事をする為、みんなの悩みのタネになっています。 ただ、娘さんがいる事で常に身が引き締まる感じになるので、刺激がなくだらけ気味だった私には良い環境かなと思って、気持ちを引き締めて仕事をしています。 しかし、要領の悪い仕事は問題があり、しわ寄せが私に来る事が多々あり残業をする日が増えています。 今度勇気を出して、遠回しに指摘してみようかと考えています。

Continue reading...

小耳に挟む

【漢字】小耳に挟む 【読み】こみみにはさむ 【意味】聞くつもりはなかったが、チラッと聞こえてしまう。 【例文1】小耳に挟んだんだけど、カッコいい彼氏ができたんだって? 【例文2】悪口を小耳に挟む。 【例文3】転勤の話しを小耳に挟む。 ちょっと聞くや、少しだけ耳にするという意味がありますが、小耳の小だけあって、たくさんではなく少しという雰囲気がとても伝わる言葉です。 今時、人との会話で小耳にはさむは使わないだろうと勝手に思うのですが、時代劇やドラマでは時々耳にします。 ちょっと聞いたんだけどより、小耳に挟んだんだけどの方が、なんとも趣があって、やはり古くからある言葉は響きが違うなと思います。若い頃は人の噂話などに興味津々で、小耳に挟んでもっと噂を広めてしまうようなバカもやっていました。 しかし年齢を重ねると、さすがに人のことより自分の老化現象をどうするかの方が大事になってきて、小耳に挟みたい対象が変わってきます。 今はズバリ、いかに老化を止めるかの方法に耳がダンボ状態です。 アンチエイジングにこれが良かったと少しでも耳にすれば、その噂を人に広めるよりパソコンに向かう方が先です。 インターネットで検索し、口コミもチェックして、納得がいけば試してみたり、納得がいかなくても結局商品を購入したりと、意外と忙しいです。 今小耳に挟みたいのは人の噂ではなく、アンチエイジング対策で、なんなら大耳で掴み取りたいくらいです。

Continue reading...

木目が細かい

【漢字】木目が細かい 【読み】きめがこまかい 【意味】細かいところまで気が配られている。 【例文1】旅館で木目が細かいサービスを受けた。 【例文2】木目が細かい肌。 【例文3】木目が細かく掃除されている。 私の上司は木目が細かい仕事をします。まずは非常に強い丁寧でどんなに簡単ですぐ終わる様な仕事でも木目が細かい仕事をします。時にそれが良い面に現れる時は、仕事全体もスムーズに進み、上司への評価も上がります。でもその上司は木目が細すぎることがあります。そこまでしなくてもよいだろうとみんなが思ってある時があるのです。あまりにも木目が細かい仕事をしすぎたら、みんなが嫌気けがさします。仕事はその時々のペースというものがありますので、一人だけで木目が細かく進むのではなくて、みんなのペースに合わせる必要があると思います。私自身は大雑把な性格で仕事もここまででいいだろうと勝手に線を決めることがあるのですが、その上司と私を足して2で割ってちょうどいいくらいではないかと思っています。あまりにも決めることがが細すぎる仕事をすると他の社員が嫌気が指してしまうのではないでしょうか?私が思うには、木目が細かい事は良いことだと思っています。特に女性で木目の細かいことを淡々とやっていく人には頭が下がるし、尊敬も持ちます。私も大雑把な性格を時にはあらためてキメの細かい仕事を心がけようと常に思っています。これも訓練なんでしょう。

Continue reading...

勝てば官軍負ければ賊軍

【漢字】勝てば官軍負ければ賊軍 【読み】かてばかんぐんまければぞくぐん 【意味】不正がどうであれ勝った者が正義となり負けた者は不義となる。 【例文1】今日の試合は反則が多く、勝てば官軍負ければ賊軍だった。 【例文2】勝てば官軍負ければ賊軍の指揮だ。 【例文3】もうあとがない。勝てば官軍負ければ賊軍だ。 カープ女子という言葉が世に出て何年になるのでしょうか。 昨今のカープファンの増殖は凄まじく、怖さすら感じます。 「にわか」とか「えせ」とかそんなことはどうでもいいのです。とにかくマナーの悪さが目立ちます。 それは新規ファン、古参ファン、関係ないと思います。 まさに勝てば官軍。 最近野球ファンの中で話題になっています。 カープと試合をした相手チームは広島の本拠地のビジター席のチケットが買えないのだそうです。 本来ならば一定数のビジター席が敵軍ファンにも用意されているはずなのですが、そのビジター席すらもカープファンが買い占めてしまうのだそうです。 そのため、クライマックスシリーズも真っ赤で青は皆無でした。 これは、チケットを売る球団も球団だと思うのですが、よくよく考えてみると、購入した人が本当はどこのファンなのか、など知る由もなく・・・ 大変難しい問題だと思います。 また、逆の現象も起こっているようで、例えば阪神との甲子園での試合なのに、ビジター席以外の席のチケットを買い占めてしまい、阪神ファンがチケットを買えない、という現象です。 他球団ファンはこの現象を憂いており、広島ファンの真意が問われると思います。 ファンは球団の鏡なのです。 勝てば官軍負ければ賊軍ではないのです。

Continue reading...

一利一害

【漢字】一利一害 【読み】いちりいちがい 【意味】利益がある反面、損害もある。リスクを抑える方がいいという教え。 【例文1】車をただでもらったが、旧車でガソリン代がかかり過ぎて一利一害だ。 【例文2】一利一害と割り切る。 【例文3】一利一害で購入を迷う。 一利一害とは利益も損害もあることです。 私たちが普段生活するうえで、できるだけ損害は受けたくないものですね。 わたしは慎重に事を運んできましたので、知識を身につけて損害は受けないようにしてきました。たとえ損害を受ける事があっても最小限に抑えてきました。 私の身の回りで起きた一利一害をお話します。 知り合いは訪問販売に騙されました。騙されたというか本人はあまり感じていないようです。装飾品・寝具にしても、30万くらいする物をローンを組んでいいものが買えたわーと喜んでいます。それはわかりますが、少しお高めじゃありません?決して裕福ではないようですが、良いものには目がないといった感じです。ですから貯金もなく40過ぎてもいまだ独身です。いや独身だからこそ逆に何も考えず自由に買えるのか?家庭がある身としては一利一害は慎重に考えます。 しかしスーパーで安売りが始まると、はしごしてまでも車で出向きます。夫にはガソリン代考えたらひとつで済ませた方が効率的じゃないかと言われますが、100円でも安く買えたというお得感。そこは世の中の主婦の性ではないでしょうか?

Continue reading...