面目を施す

【漢字】面目を施す
【読み】めんぼくをほどこす
【意味】評価をさらに高める。
【例文1】主将の決勝弾で面目を施す。
【例文2】決勝ゴールを決め面目を施す。

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一気に面目を施す

過去にお世話になった上司に、とても静かな方がいました。個々に作業をすることが多い部署なのですが、出来る仕事を丁寧に、それでいてしっかりノルマをこなしているような人でした。すごく地味な人ではあるのですが、私はこの上司をすごく気に入っていたんですよね。派手に良いことだけ言って期待させるようなことではなく、着実に進めていきます。駄目なところは指摘してくれますし、上司としては理想的な方だと思っていました。ただ、目立つタイプの上司や先輩が多かったもので、いつも地味な存在に見えていたと思います。
そんな上司が一気に面目を施すことになった事があります。調子の良い上司のミスによって納期目前なのに手を付けていない仕事が出てきてしまいました。それも今のやり方ではなく、昔のやり方が一部含まれていますので若い社員はその部分を担当することが出来ません。みんな必死になって作業をする中、いつも調子が良くて後輩からも慕われていた先輩はおどけては周りをイライラさせていました。
そんな中、その上司が他を圧倒するスピードで作業。作業のコツを記したメモをコピーして配り、若手社員も作業に参加出来るように。このおかげで無事納期を守ることが出来て、周りの評価が一転しました。